万年筆ファン憧れの復刻版が登場

ペリカン「M101N ブライトレッド」(5万円)
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 世界中の万年筆ファンによる投票でナンバーワンにも輝いた、ペリカンの「スーベレーン」。その特徴をほぼ内包した形で1937年に発売された「M101N」は、ドイツ国内でのみ発売されたにも関わらず、コレクターの多い名品だ。2011年に復刻モデルが発売されたとき、素材こそ当時のままとはいかなかったものの、小ぶりの軸と14金の小型のペン先、マーブル模様と縦線が合わさった軸のデザイン、取り外せる吸入機構など、再現性が高く、とても高い評価を得た。その評価を受け、それからも軸の色などを変えたM101Nが限定販売されていて、その最新モデルが「M101N ブライトレッド」だ。

 万年筆としてはかなり小さい(全長123mm)が、ペリカンならではの技術力で、樹脂を使用した軸色や模様は複雑な光を放ち、シックだけれど目立つ。このサイズでインク吸入機構を内蔵し、たっぷりとインクが入るのも特徴の一つだ。

 また、シンプルな刻印のペン先は、その飾り気のなさがむしろ新鮮。キャップの密閉性も高く、かなり長時間放置してもインクが固まらず、使いたいときにサッと書けるのがうれしい。真っ赤と言ってよい軸色だが、クラシカルな形のせいか、サイズのせいか、大人の男性が持っても違和感がない。キレイであることと実用的な筆記具であることが両立した傑作だ。国内予定販売数800本だが、今回のブライトレッドが売り切れても、次の復刻を待つ価値あり。

尻軸を回してインクを入れる。インクはグリップ上部にある透明の部分にたまるので、残量が一目で分かって便利
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限定版だけあってパッケージも豪華。ロイヤルブルーのインクが付いている
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