“ビジネスシーンで使えるリュック”に注目した本企画。前回の「ビジネスリュック大集合! 火付け役『コート・エ・シエル』の原点は“風呂敷”!?」に続いて、今回はアウトドアブランド発のビジネス向けリュックを紹介する。

アウトドアブランド発ビジネスリュックの火付け役「ザ・ノース・フェイス」

 アウトドアブランドのリュックの主力は、やはり登山用のバックパック。しかし最近は多くのアウトドアブランドがPC収納付きのビジネスリュックを発売しており、なかでもこの分野に力を注いでいるのが「ザ・ノース・フェイス」だ。

 2012年の春から登場した「シャトル」シリーズは、マイナーチェンジを繰り返しながら現在も発売されている人気シリーズ。ラップトップPCとタブレットが同時に入る蛇腹式の専用コンパートメントのほか、電源コードやモバイルルーターなどの電子機器を収納するオーガナイザーを備える。

ザ・ノース・フェイスの「シャトルデイパック」(税込み1万9440円)。コンパートメントが2室あり、PC収納室が独立した構造になっている
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シャトルシリーズはビジネスシーンに対応するスクエアフォルム&オールブラック。仕事道具をしっかり収納でき、サイズ感もちょうどいい
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 そもそもザ・ノース・フェイスには、アップル製品の収納に最適化された「バイト」シリーズがあり、2010年から1年半の間にアップルストアで販売されたことでブレイク。「バイトを作ったおかけで、アウトドアブランドに接点のない人たちにも、ザ・ノース・フェイスというブランドが広く認知されるきっかけになった」と、ゴールドウイン 事業総括本部 ザ・ノース・フェイス事業部 ハードグッズグループ マネージャーの狩野茂氏は話す。

シャトルシリーズの前身である、アップル製品対応設計の「バイト 25」(税込み1万7280円)
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 この成功を受け、アップル以外の機器にも対応するシャトルシリーズを開発。トレッキング用バックパック作りで培った技術を投入し、PCやタブレットを収納して快適に背負えるタウンユース向けリュックが完成した。実はもともとトラベル用のリュックとして打ち出したものだが、収納性の高さに加え、長方形でシンプルなデザインであることからビジネス向けリュックの定番商品になっている。「東日本大震災やスマートフォンの普及をきっかけに、両手が自由になるリュックの需要が高まった。ビジネスシーンでもリュックは一般的になり、スマホが操作しやすいこともあって支持されている」(狩野氏)

 アウトドアブランドはバックパック作りのプロフェッショナル。重さを感じさせない設計で背負い心地は快適。さらにラップトップPCなどデジタルデバイスを整理して収納できるので、ビジネス向けリュックとして申し分ない。機能が充実しているにも関わらず、人気のビジネスバッグブランドやファッションブランドに比べて価格が安いのも大きな魅力だ。

荷物が少ない人向けにこの春からラインアップに加わった「シャトルデイパックスリム」(税込み1万6200円)。コンパートメントは1室で、PC・タブレット・書類を分けて収納できる蛇腹式の専用コンパートメントを搭載している
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