2018年1月31日~2月3日、2月7~9日の2回に分けて、東京国際展示場で開催された国内最大級の商品見本市「東京インターナショナル・ギフト・ショー」。ギフトショーの面白さは、実用と遊びの境界にあるおもちゃや、悪ふざけとアートの狭間から生まれたような雑貨、どこにもジャンル分けできないような製品に出合えるところにあると思う。そんな、必要不可欠ではないが手元に置きたくなるようなアイテムを5点、厳選して紹介する。

ノスタルジーなスマホグッズ

Wisekids Corporation「RETRODUCK」近日発売予定。韓国では2018年3月に45~50ドルで発売。ギフトショー会場ではiPhone 6~8用が3800円、iPhone plus用が4200円で特別販売していた
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 韓国のデザイン会社Wisekids Corporationによる「RETRODUCK」は、iPhone用の周辺アイテムとしては久しぶりのヒットだと思う。これはiPhoneを懐かしい雰囲気の小型テレビのように見せるアタッチメントだ。何かの役に立つかというと特にそういう機能はない。しいていえば、iPhoneスタンドと無電源スピーカーが一体化したもので、よく見かけるアイテムだ。しかし、このRETRODUCKが良いのは、そういう機能は後付けで、iPhoneの画面で動画や写真を見る楽しさを復権させようという提案を形にしたデザインだ。

使用方法は、こんなふうにただiPhoneを差し込むだけ
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 昔のブラウン管テレビのように張り出した背面は、iPhoneのスピーカーの音を反響させて音量を上げる無電源スピーカーのような機能を持つ。また、この厚みのあるシルエットもかわいい。スリットの入れ方など、細部までこだわっていてデザインセンスが見事。

昔のテレビのように張り出した背面はスピーカーの音を反響させる
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 前面は古いチャンネル式テレビのイメージのままポップに。この懐かしさと新しさの融合がうまい。アンテナや足は着脱できるので、好みに合わせて仕上げられる。もはや、機能としてはオーバースペックといって良いほどに進歩したiPhoneというかスマホに対して、さらに機能を追加するというのは、あまり現実的ではない。もっと大きなシステムの一部としてiPhoneを使う製品が多いのも当然だろう。その中で、iPhoneの機能を生かしながら面白いグッズとして成立させるには、この製品のようなデザインの力が必要なのだ。何と言っても、この製品があると、ついiPhoneで動画を見たくなるのだ。

アンテナや足などのカスタマイズパーツが付属する
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レトロなデザインからポップなものまで、デザインバリエーションも用意されている
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