国内最大級の商品見本市「東京インターナショナル・ギフト・ショー」が2018年1月31日~2月3日、2月7~9日の2回に分けて、東京国際展示場で開催された。ギフトショーは、ギフト用品が中心なので、実用性が中心になる文房具は、名入れなどのインセンティブ製品の出展が中心で、画期的な製品の発表はまれだ。しかし、紙やエボナイトなどの素材を活かした文房具のような面白い製品は多い。今回は、それらの中から、素材の扱いや技術の使い方が面白いものを中心に5点に絞って紹介する。

ざっくりとした素材感が魅力の和紙のスケッチブック

福井県和紙工業協同組合「Sketchbook」(写真左:大5000円、写真右:小4500円)。ざっくりととじられたプリミティブなスケッチブック。高級和紙の書き味を存分に味わえる
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 福井県和紙工業協同組合では、越前和紙を利用した文房具や紙製品を多数展示していた。品質、量、種類ともに全国1位という和紙の生産地である福井だけあって、和紙を使った製品バリエーションが豊富だ。

 今回一番気に入ったのは、手すき和紙を手でとじたスケッチブック「Sketchbook」。単に、和紙を糸でとじただけのシンプル極まるノートなのだが、手すきでざっくりと作られた厚手の和紙が束になっているだけで迫力がある。また標準では50枚がとじられているが、とじ枚数や表紙を変更できるセミオーダーになっているのも面白い。自由帳のように和紙を使えるのも楽しく、万年筆を使ってスケッチなどしてみたくなる製品だ。

 もう一つ、面白いと思ったのが「WASHI mini-box」(無地2686円、円柄2777円)。立体的に和紙をすく技法で作られた小さな箱で、張り子のような感じだが、これがすきの技術で作られたというのが面白い。タバコケースや紙幣入れなどにピッタリの小型で薄い形状は、綿棒入れ、楊枝入れ、裁縫道具入れ、ペンのリフィルやインクカートリッジ入れなどに使えそうだ。Sketchbookにしろ、WASHI mini-boxにしろ、プリミティブな和紙の質感や手触りをダイレクトに商品化しているところがポイントだ。

厚手の和紙が50枚とじられた迫力
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福井県和紙工業協同組合「WASHI mini-box」(無地2686円、円柄2777円)。立体的にすいた和紙で作られた薄手のケース
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