旅客機といえば100席以上の大きな機体を思い浮かべる人が多いだろう。しかし、地方路線や離島路線では100席未満の飛行機が一般的だ。日本国内ではカナダ・ボンバルディアのDHC-8-Q400(以下、Q400)やCRJ200、ブラジル・エンブラエルのリージョナルジェット機(地域路線向け小型ジェット旅客機)のE170、190が運航している。さらに、三菱航空機が2020年の納入を目標にテスト飛行を続けている国産リージョナルジェット機、MRJがライバルとして加わる見込みだ。

 そんななか、大手航空会社として初めて、日本航空(JAL)系列の日本エアコミューターが2017年4月に導入したのが、フランスのエアバス系小型機メーカー・ATRのターボプロップ機(プロペラ付きジェット機)、ATR42-600だ(ATR42-600自体は熊本県を拠点とする天草エアラインが2016年2月に日本で初めて導入している)。小型機ながらエンジン音が静かで、シートも広めだという。今回は日本エアコミューターの鹿児島−沖永良部線に搭乗し、乗り心地を体験した。

日本エアコミューターが導入したATR42-600。48人乗りのATR42シリーズと72人乗りのATR72シリーズを展開しており、現在100カ国以上、約200の航空会社でおよそ1200機が導入されている
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