日本航空(以下、JAL)は、2017年9月27日にハワイアン航空との業務提携を発表した。2018年3月25日スタートの夏ダイヤからマイレージの提携やコードシェア便の運航などを行う予定だ。今後は往路にJAL、復路にハワイアン航空を選択してもコードシェア便であれば割引航空券が購入できる。また、ハワイアン航空運航の日本-ハワイ線利用でもJALのマイル積算が可能になる。ラウンジの相互利用も予定しており、「将来的には両社で収益を分配する共同事業(ジョイントベンチャー)も検討する」と同社の植木義晴社長は話す。

業務提携を発表したJALの植木義晴社長(写真右から3人目)とハワイアン航空のマーク・ダンカリー社長(写真左から3人目)
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 JALは1954年2月にハワイ線を開設し、今年で就航から63年目を迎える。「ハワイ線はJALの代表路線といっても過言ではない」(植木社長)というほど、同社を象徴する路線だ。「JALパック」を利用してハワイに渡航したことがある人も多いだろう。

 一方、ハワイアン航空は2010年に初めての日本路線として羽田-ホノルル線を開設した。アライアンス(航空連合)には属さず、旅行会社を中心に営業を強化するなどし、就航から常に高い搭乗率を維持している。2016年秋に羽田空港の米国路線発着枠が拡大したことにより、2016年12月には新たに羽田-コナ線に週3往復で就航。同時に羽田-ホノルル線をこれまでの1日1往復から週11往復に増便した。現在、国際線で羽田から1日に2便を運航するのはハワイアン航空だけだ。

 もともとハワイに強かったJALが、なぜ今、独自路線を貫いてきたハワイアン航空との提携に踏み切ったのだろうか。