散歩仲間がいる犬の飼い主と違って、猫の飼い主同士は直接会って飼い猫の悩みを語り合う機会が少ない。ペット保険専門のアニコム損害保険(東京都新宿区)は、猫の飼い主向けサービス強化のための「ニャニコムPROJECT」第1弾として、猫特有の悩みや気になることを相談できる猫専門コールセンター「ニャンともあんしんサービスセンター」を2017年6月22日にスタートさせた。電話番号(0800-777-5625)の末尾4桁は、ゴロニャーゴの語呂合わせで、保留音は猫の鳴き声。受付時間は平日9時半から17時半、土日・祝日は9時半から15時半まで。

 同コールセンターには月平均50件前後の電話が入るが、そのほとんどは保険に関する質問。だが猫好きのオペレーターをそろえただけに、本題以外で猫の話が弾むことも多いとのこと。「なかなか猫の話ができる“猫友”がいないので、こうやって話ができるのはうれしい」と喜ばれたり、「猫の鳴き声の保留音に家の飼い猫たちが反応して2階から下りて来た」と報告されたりなど、飼い主とオペレーターで盛り上がることがあるという。また、保険の質問に答えるうちに飼い主と一緒に愛猫の病気を心配するようになり、死んでしまって解約の連絡をもらったときには一緒に涙を流してしまったオペレーターもいたそうだ。同社にはオペレーターへお礼のお菓子や愛猫の写真などがたくさん届いているとのこと。

 「ニャニコムPROJECTでは今後も、ウェブマガジン『anicom you』による情報発信や猫の譲渡会の共催などで、猫の飼い主を笑顔にできるサービスを展開していきたい」(アニコム損害保険 経営企画部 塩澤みき氏)という。

同社のペット保険の契約件数は約66万件。通院、入院、手術を補償する「どうぶつ健保ふぁみりぃ」の場合、全国6147件(2017年9月末)の対応病院で「どうぶつ健康保険証」を提示すれば、人の健康保険と同様に自己負担分を支払うだけで利用できる
[画像のクリックで拡大表示]

(文/桑原 恵美子)