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 2016年6月に初めて開催された、料理の取り分けだけに特化した検定「TORIWAKENTEI(トリワケンテイ)」が話題だ。主催は女性目線で開発したキッチン用品を製造、販売するオークス(新潟県三条市)。食事会の体裁で取り分けの技術を検定する。「取り分けはただのテクニックではなく、究極のコミュニケーション技術」と同社広報の近藤貞敬氏。キッチン用品を販売する会社として、取り分けを通した気配りなどを知ってほしいという思いもあり検定を始めたという。検定には同社の「ゆびさきトング」「すくえるナイフ」などの製品が使用される。

 検定では4人1組でチームを作り、サラダやパスタ、メイン料理、デザートなどの大皿料理を参加者それぞれが考えるベストな状態で取り分ける。それを講師である男子料理教室メンズキッチン主宰の福本陽子氏がチェックし、アドバイスをする。最終的に均等に美しく盛り付ける技術だけでなく、相手の好き嫌いやアレルギー、レモンやドレッシング、ソースをかけるときの気配り、テーブルを和ませる会話なども評価の対象になる。「相手を配慮し食べたくなるように美しく盛り付けられるかどうかが合格のポイント」(福本氏)という。

 検定には初級のスタンダード、中級のシルバー、上級のゴールドがある。参加者には階級を示すステッカーと、トリワケンテイ刻印入りのゆびさきトングが携帯用ケース付きで贈られる。テキストを1冊覚えて試験に臨むのではなく、その場で学んで検定が受けられるのがビジネスパーソンに好評だという。

 これまでに2回開催され、1回の参加者は20人限定で男女比は半々。年齢は20~50代と幅広い。2回ともスタンダードを対象としていたが、2016年11月25日には初のシルバー検定をスタンダードと同時に開催する(先着20人で申し込みは11月20日まで)。今後は各階級の検定を開催していく予定で、最終的には丸一羽のチキンや、魚一尾丸ごと使うアクアパッツァなどの取り分けもできるようになることを目指す。なおゴールド獲得者には金のゆびさきトングが贈呈される予定だ。

(文/池田 明子)