この5年、地味になり続けているとも言われる東京国際映画祭(TIFF)。レッドカーペットに登場したのは誰か? 当日の様子をお届けしつつ、TIFF2016の見どころも紹介しよう。

安倍晋三首相とメリル・ストリープ
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 第29回東京国際映画祭(TIFF)が2016年10月25日に開幕(11月3日閉幕)。オープニングを飾るレッドカーペットイベントが六本木ヒルズで行われ、安倍晋三内閣総理大臣が登壇し、ハリウッド女優のメリル・ストリープと肩を並べ、談笑する場面も見られた。

 今年は約1200人の観客と757人のマスコミ関係者が見守る中、380人がレッドカーペットを歩いた。途中から雨が降り出し、あちらこちらでスタッフが差し出した透明のビニール傘で雨をしのぐスターたちの姿も。だが、集まった観客の熱気はムンムンで、カーペットを歩くスターに大きな声で呼びかけたり、サインをもらったり、一緒に写真に収まったりと、年に一度のお祭りを満喫していた。

メリル・ストリープ
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 一方でここ数年、とりわけ東日本大震災以降、TIFFの国際色が薄まっている。今年もその流れは変わらず、ハリウッドで活躍しているスターの来日といえば、冒頭に記したメリル・ストリープと、『ニキータ』(1990年)に主演し、圧倒的な存在感を示したフランス人女優のアンヌ・パリローくらいだった。また例年に比べ、日本人のトップスターの登場も少なめな印象だった。

アンヌ・パリロー
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