(C) 2017「ナミヤ雑貨店の奇蹟」製作委員会
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 2012年の発売以来、謎めいたストーリーとファンタジックな展開、ラストに訪れる深い感動が話題を呼び、「東野圭吾作品史上最も泣ける感動作」として高評価。世界累計800万部を突破した同名ベストセラー小説を映画化したのが、この『ナミヤ雑貨店の奇蹟』だ。

 同作品はどんな悩み事相談にも真剣に答えてくれる「ナミヤ雑貨店」店主と、そんな雑貨店に訪れる一夜限りの奇跡を描いたもの。1980年の昔と2012年の今とを結ぶ、32年の時空を超えたファンタジーで、物語は2012年のある夜から幕を開ける。

幼なじみの3人が偶然逃げ込んだ廃屋で起きる奇跡

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 少年時代を養護施設で一緒に過ごした幼なじみの敦也(山田涼介)、翔太(村上虹郎)、幸平(寛一郎)の3人はこの夜、ある悪事を働き、逃げるために走っていた。彼らが飛び込んだのは1軒の廃屋。そこで朝まで身を隠そうというのだ。

 だが今はもう廃業して空き家であるはずのこの店に、突然、一通の手紙が届く。店に残されていた古い雑誌から、この店のかつての店主・浪矢雄治(西田敏行)が客からの悩み相談の手紙に返事を書いていたことを知った3人。とはいえ手紙の日付は1980年で、今は2012年だ。誰かのイタズラだろうと一蹴する敦也だったが、ここに潜伏していることがばれてはまずいと、急ぎ店を出る。

 だが走っても走ってももと来た道に戻ってしまい、困惑しながらも仕方なくナミヤ雑貨店へと戻った3人は、幸平の発案で手紙の差出人に返事を書くことにする。

 相談者とのやりとりの方法は、まず相談者が悩み事を書いた手紙を店のシャッターの郵便口に投げ込み、翌日には店の裏にある牛乳箱に回答を入れておくというもの。この仕組みは雑誌記事に書かれていたものだ。

 しかし仕組みに従って、書いた返事を外の牛乳箱に入れて店内に戻った3人は、今入れたばかりの手紙に対する返事が郵便口に届いているのを発見し、がく然とする。

 一体、何が起こっているのか、戸惑う3人。しかしやがて実際に目の前にある手紙やその日付などから、郵便口と牛乳箱が時空を超えて過去とつながっていて、自分たちは今、過去の人と手紙をやりとりしているのではないかという仮説にたどり着く。

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