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 古くは『メメント』(2000年)、近年では『ダークナイト』3部作や『インセプション』(2010年)などで日本でも人気の高いクリストファー・ノーラン監督が、初めて史実を元に挑んだ映画が『ダンケルク』だ。

 本作は、第2次世界大戦中の1940年5月26日から9日間、860隻の船舶で、英国軍、フランス軍の兵士約40万人以上もの命を救った、史上最大の救出作戦「ダンケルク作戦」を壮大なスケールで描いた感動作。

 今週末は、福山雅治と役所広司との初共演も話題の法廷サスペンス『三度目の殺人』(是枝裕和監督)や、長澤まさみ、松田龍平、長谷川博己出演の『散歩する侵略者』(黒沢清監督)など話題の邦画も公開となる。こちらも気になるのだが、ここでは戦争映画にもかかわらず米国では2017年9月5日現在、興行収入1億8025万ドル(198億円/1ドル110円換算)の大ヒットとなり、アカデミー賞大本命の呼び声も高いこの映画を取り上げることにした。

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 ダンケルクとは、ドーバー海峡に面したフランスの港町の名前。1940年、第2次世界大戦の最中に、ヒトラー率いるドイツ軍によって英国とフランス連合軍の兵士40万人がこの地に追い詰められてしまう。

 物語は、そんな前提部分をほとんど説明することなく幕を開ける。