(C) 2016「君の名は。」製作委員会
[画像のクリックで拡大表示]

 2002年に、たった1人で監督・脚本・演出・作画・美術・編集に登場人物の声までを手がけ、1台のマック(Power Mac G4 400MHz)で作り上げた25分のアニメーション映画『ほしのこえ』を発表し、衝撃を与えた新海誠監督。

 以降14年間で『雲のむこう、約束の場所』(2004年)、『秒速5センチメートル』(2007年)、『星を追う子ども』(2011年)、『言の葉の庭』(2013年)といった作品を手がけてきた新海監督が、初めてメジャー系の大規模公開作品に挑んだのが、東宝が配給するアニメーション映画『君の名は。』だ。

(C) 2016「君の名は。」製作委員会
[画像のクリックで拡大表示]

 ポスト宮崎駿、細田守と目され、夏に東宝配給で全国公開となれば、間違いなく興行的にも注目を浴びる新海監督の新作。はたしてどんな映画なのか? まずは物語から見ていこう。

(C) 2016「君の名は。」製作委員会
[画像のクリックで拡大表示]

少年と少女が、夢を見ている間に入れ替わる

 『君の名は。』は、夢の中で“入れ替わる”少年と少女の恋と奇跡をつづった作品だ。

 千年ぶりとなる彗星の来訪を1カ月後に控えた日本。山深い田舎町に暮らす女子高校生の宮水三葉(みやみず・みつは/上白石萌音)は、家業である神社の古き風習や、町長である父の選挙運動などに嫌気が差し、小さく狭い町を嘆き、東京での華やかな生活に憧れている。

(C) 2016「君の名は。」製作委員会
[画像のクリックで拡大表示]

 そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。見覚えのない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がる東京の街並み。念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三葉。

 同じころ、東京で暮らす男子高校生の立花瀧(たちばな・たき/神木隆之介)も、奇妙な夢を見ていた。行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだ。

 繰り返される2人の不思議な夢。そこで繰り広げられている世界は本当に夢なのか? やがて2人は気付く。自分たちが夢を見ている間に、互いが入れ替わっていたことを……。

(C) 2016「君の名は。」製作委員会
[画像のクリックで拡大表示]

 映画は、いく度となく相手の体と入れ替わり、戸惑いながらも少しずつ現実を受け止めはじめる二人の気持ちが、徐々に打ち解けていく様子を描いていく。だが、あるときを境にその入れ替わり現象がピタッと止む。そして、互いに相手の様子が気になる中、瀧は三葉に会いに行くことを決意するが、そんな彼がたどり着いたのは意外な真実であった──。

(C) 2016「君の名は。」製作委員会
[画像のクリックで拡大表示]