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 民主党のヒラリー・クリントン氏と共和党のドナルド・トランプ氏という米大統領選の行方が日本でも注目を浴びているが、今から12年前の大統領選で、あるスクープ報道が世間を騒がせた。その実話に基づく映画が『ニュースの真相』だ。さっそく内容を見ていこう。

現職大統領ブッシュの軍歴詐称疑惑を調査する

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 主人公は、ダン・ラザー(ロバート・レッドフォード)がアンカーマンを務めるテレビの報道番組『60ミニッツ』や、『CBSイブニング・ニュース』を担当するプロデューサーのメアリー・メイプス(ケイト・ブランシェット)。ダンはメアリーにとって信頼する仕事上のパートナーであると同時に、父親のような存在でもある。

 映画はメイプスがイラクのアブグレイブ刑務所で米兵がイラク人捕虜に対して虐待をしていた事実を報道し、大きな反響を呼ぶシーンから幕を開ける。この報道は後に放送界のピューリッツァー賞と呼ばれるピーボディ賞を受賞することになるほどの功績で、メイプスはダンや他の仲間たちと、この放送の成功に祝杯をあげた。

 そんな彼らの次なるテーマが、現職大統領ブッシュの軍歴詐称疑惑。実はメアリーは4年前にもこの件に関して調べたものの、放送には至らなかった経緯がある。上司の承認を得たメアリーは、ダラス支局を拠点に精鋭を集めた取材チームを結成。公式記録から、ベトナム戦争への派兵を逃れるためのコネ入隊に加え、勤務怠慢の疑いが濃厚な期間があることを探し当てると、関係者たちに次々とコンタクトを取る。だが、彼らは一様にコネの存在を否定し、調査は暗礁に乗り上げてしまう。

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