面白かった2位:スズキ・スイフト&ワゴンR

軽量化は本来電動化と同じぐらい重要なのでは?

2016年12月27日という年末に発表し、年明け1月4日に発売したスズキ「スイフト」
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 一方、2017年は決して日本でばか売れというわけにはいきませんでしたが、現実的に「環境性能」と「走る楽しさ」を両立するナイスな方向だなと思わされたのが新コンパクトカーのスズキ「スイフト」。同じ新世代プラットフォームを使うインド産「バレーノ」も車重900kg台とすごい軽さですが、新型スイフトは重くても990kgと1トン切り! 最軽量の廉価版5MT車「スイフト XG」だと840kgですよ、840kg。

 これってぶっちゃけ1970年代のトヨタ「カローラ」とか、1990年代のコンパクトハッチ「スターレット」並みで、ライバルトヨタ「ヴィッツ」が平気で1トンを超えてくることを考えると本当にすごい。

スズキ「スイフト」の税込み価格は134万3520~184万5720円
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 キモは今回ハーテクトと名付られた新プラットフォームで、去年登場の「ソリオ」から導入されたもの。ボディー骨格の骨の通し方から一新して軽さを追求したもので、チーフエンジニアいわく「今まではボディー1つとってもフレーム、ハブ、フロアと別々に軽量化を追求してきたが、この世代から全体として軽量化をマネージメントできた」とかで、かつてない全体としての軽量化がなされているわけです。

 高張力鋼板の使用率は全体で5割前後と旧型とさほど変わってないけど、より強い超高張力鋼板は増加し、質が向上しているとか。

 オマケにこれにスズキならではのマイルドハイブリッドシステムが加わって、出足から爽やか。トヨタ・ハイブリッドのようなEV走行はないけど、91psの1.2L直列4気筒デュアルジェットエンジンに3.1psの小型モーターパワーが加わって絶妙な加速力。スペック的には137psの「フィット ハイブリッド」には敵わないけど、900kg前後の車重は圧倒的アドバンテージ。

 立ち上がりから速いだけでなく、ハンドリングも気持ちいい。ついでに言うと、アイドリングストップからの再始動ショックもビックリするほど小さくて上質。

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