【小沢コージの勝手なる提言】思い込みを取り去らなければ損する時代

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 もしや昔からのBMW好きは“FF化されたBMW”“中国産BMW”に無意識的に抵抗を感じるのかもしれません。BMWはFRじゃないと! ドイツ製、せめて欧州製じゃないと! みたいな。

 でもボルボ「S90」の中国生産車が日本に輸入されるように、今後そういった壁はどんどんなくなっていきます。今や中国は世界最大の自動車生産国であり、日本からわずかしか離れていません。今後完成車が入ってくるのは時代の趨勢なのです。

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 そうでなくてもわれわれの服のタグを見ると、インドネシア産、タイ産、ベトナム産と多国にわたっています。もちろん服と自動車は違う。その国全体の工業力が問われるのでそれほど簡単ではない! という意見もあるでしょう。

 しかし今は生産場所にこだわる時代ではなく、技術にこだわる時代なのです。実際、日本でも人気のiPhoneがどこで作られているかといえば台湾や中国です。今や産地のこだわりを必要以上に持つ必要はないのです。

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20万元から買える新BMWコンパクト

 一方気になっていたのが中国産1シリーズの価格で、エントリークラスで20万4800元(約354万円)で、上級クラスの125iでも26万元(約450万円)ぐらいとか。正直安くはなく、為替の問題も感じました。

 よって簡単にこのまま日本に入ってくるとは考えられませんが、手軽は手軽。生産場所との距離も近いし、本来的にはヨーロッパ産よりは安く入れられるはずです。

 いろんな思い込みを捨てるべき時代。中国産BMWを見ているとそれに気付かされてしまうのです。

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スタイル★★★★
実用性★★★★
★★★★

プロフィール

小沢 コージ

自動車からスクーターから時計まで斬るバラエティ自動車ジャーナリスト。

連載は日経トレンディネット「ビューティフルカー」のほか、『ベストカー』『時計Begin』『MonoMax』『夕刊フジ』『週刊プレイボーイ』、不定期で『carview!』『vividcar』などに寄稿。09年10月から10年3月までTOKYO MXテレビで毎週土曜夜11時に放映した『アンダーステア』のパーソナリティとしても活躍。近著に「アンダーステア DVD Vol.1 スーパースポーツ編」がある。愛車はロールスロイス・コーニッシュクーペ、シティ・カブリオレなど。

ブログ「小沢コージでDON!!」も随時更新。

 プロデュースした単行本「つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた」が集英社よりに発売中(Amazonで購入はこちら)。

 最新刊は2013年5月20日に発売された「車の運転が怖い人のためのドライブ上達読本」(宝島社)。