日産自動車が発売したコンパクトカー「ノート」の新グレード、「ノート e-POWER」。発電専用のガソリンエンジンと、走行用の電気モーターを組み合わせたハイブリッドのパワートレイン、e-POWERを搭載するこのモデルは、燃費や販売数でライバルであるトヨタの「アクア」を超えられるのか? 小沢コージが占う。

【コンセプト】トヨタハイブリッドに初めて土を付けた?

日産「ノート e-POWER」。税込み価格は、177万2280~224万4240円
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 ある意味、奇跡が起きてしまいました。1997年に初代トヨタ「プリウス」が出て以来、国内モード燃費ナンバーワンといえば、ず~っとトヨタのハイブリッド車。あれからほぼ20年たちますが、その間ハイブリッド技術で対決姿勢を示していたホンダでも2013年の現行「フィット ハイブリッド」がJC08モード燃費36.4km/Lをたたき出したのが最高。残念ながらトヨタ「アクア」の37.0km/Lには届かなかったし、2014年登場の軽くて燃費で有利な伏兵たる軽自動車のマイルドハイブリッド、エネチャージ付きスズキ「アルト」でもぴったり37.0km/L。判で押したようにトヨタ超えは実現されてませんでした。

 と思ったらこの手のハイブリッドバトルはすっかり諦めていたはずの日産が、このたび発売された「ノートe-POWER」で37.2km/Lと、いきなりアクア超え!

 もっとも、コンパクトクラスを超えると「プリウス」の燃費スペシャルが既に40.8km/Lをたたき出してますし、ノートe-POWERの燃費グレードは実はエアコンレス。それ以外のエアコン付きモデルは34.0km/Lと少し拍子抜けは否めませんが、それでも勝ちは勝ち。なにより気になるのは新型ノートの燃費がなぜこんなにいいのかでしょう。

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