2016年9月15日に発売されたルノーの新型コンパクトカー「トゥインゴ」。従来のFF(前エンジン前輪駆動)からRR(後エンジン後輪駆動)へと駆動が変更された3代目は、189万~199万円という価格からも国産コンパクトカーや軽自動車のライバルになれそうだ。試乗した小沢コージが「面白いけど、結構難易度の高いクルマ」と表現する理由とは?

【コンセプト】日本車じゃあり得ない違和感あり!

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 昔から「輸入車に乗るのは、海外旅行に行くことと同じ」とか「走る異文化体験」と言われてまして、最近そういう個性派も減ってきたなぁと思っていたら、久々に出会っちゃいました。そう、新型ルノー「トゥインゴ」です。

 すでにいろいろ書かれていますが、コイツはメルセデス・ベンツ傘下のコンパクトカーブランド、スマートの4人乗り4ドア版「フォーフォー」の兄弟車。ちなみに2人乗り版「フォーツー」のルノー版はなく、それもあってか実用的な4ドアはルノーを中心に作られたようで、デザインの良さはもう歴然。

 このカタチだけでも「欲しい」という人がいるようで、かわいいのに大人っぽさもあり。1970年代の大衆ルノーコンパクト「5(サンク)」似のマスクはもちろん、テールランプ回りは1978年に発売された限定スポーツカー「5ターボ(サンクターボ)」のオマージュ。なにかとコンパクトカーが女性向けやオモチャっぽくなりがちな日本車とは絶妙に別テイストなんです。

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すごいギクシャクありますが

 一方、カタチ以上に賛否両論分かれそうなのが運転マナーで、とにかく乗ってもらえばすぐに分かりますが、加減速時の“ギクシャク”さが結構ある! いまどきのデュアルクラッチミッションでシフトショック自体は大してないんですが、発進時がかなりのレベルで、さらに最近珍しいリアエンジン車なので乗り心地もハンドリングも結構クセがあります。

 でもそれら見た目&走りグセの違和感まで含めて「パリの街中を走っている」気分になれること確実。そういう意味で、確かに最近にないチャレンジングな1台なんですわ。

 というわけで小沢コージの3代目トゥインゴのインプレッションをお送りいたしましょう!

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