2016年に上陸したフラッグシップSUV「XC90」に続き、ミッドサイズのプレミアムSUV「XC60」の2代目が2017年10月16日に発売された。完全停止までを行うブレーキ支援機能を国土交通省に認可させた“黒船”XC60のフルモデルチェンジ、どうなっている?

【コンセプト】驚愕! 1年ごとに3つのシリーズ全取っ替え

2代目となる新型「XC60」。初代XC60は2008年(日本は2009年)に発売。世界累計で約100万台が販売されたという大ヒット車
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 ビックリするほどの勢いです、新生北欧プレミアム、ボルボ! おなじみスウェーデンブランドですが、2010年に中国のジーリー・ホールディング(浙江吉利控股集団)傘下に入って大変身。2016年上陸のフラッグシップSUV「XC90」に続き、今年はミッドサイズSUVの「XC60」がフルモデルチェンジ! XC60は2008年にデビューしたボルボ一番の売れ筋で、2009年の日本上陸時には、スバル「レガシィ」の「アイサイト」より先に完全自動停止の被害軽減ブレーキ機能「シティセーフティ」を国土交通省に初めて認可させた、ある意味“現代の黒船”。日本における先進安全の先駆けです。

 オマケに来年には最量販のコンパクトクラスSUV「XC40」まで上陸させるというお話。つまり1年ごとにラージ、ミッドサイズ、コンパクトというSUVの3本柱を一新させているわけで、実に恐ろしいパワー。ジーリーはこれだけで2兆円近いお金を投入しているというウワサもあってビックリ。中国が本気になるとすごいですわ。

「XC60」といえば、スバル「レガシィ」より先に完全自動停止の被害軽減ブレーキ、「シティセーフティ」を国土交通省に認可させた“現代の黒船”として知られている
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XC90とクオリティーは同等なのに小さくて安い!

 さて新型XC60、プラットフォームからデザインまで一新しているのはもちろん、発売前からある程度の人気を博すことが予想されます。それは事実上、すでに日本で人気のアニキ分、XC90のショートホイールベース版だからして。

「XC60」の最小回転半径は5.7m
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 骨格のSPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)プラットフォームはもちろん、2L直列4気筒ターボを基本とするガソリン&ディーゼルエンジンも共通で、それでいて全長は4.7m弱と4.9m超えのXC90より短くて便利で、あとはほぼ同じ。1.9mの幅と5.7mの最小回転半径は正直考えちゃいますが、それを除けば日本向けのサイズ。

 なにより税込み価格ほぼ600万円スタートはXC90に比べて全然お手軽。リッチ層にはまるで問題ないはずです。というか、7人乗り3列シートが欲しい人はXC90、そうじゃない人は手軽なXC60ってすみ分けになりそうな気がします。

 というわけで小沢独断と偏見のチェックを!

「XC60」の税込み価格は599万~884万円
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