走りがまったく軽っぽくない!

シートの質感が高く、軽自動車っぽくない
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 それから驚いたのが走りの質感。ますます軽っぽくなくなりました。視点の高いシートに座り、質感が高く、囲まれ感あるインテリアを見て走ってると「これってホントに軽だっけ?」と感じるレベル。

 とにかく乗り心地、シートの座り心地、振動の伝わり具合が今までの軽とは違います。この辺りはライバル、スズキ&ダイハツを確実にしのいでいて今回、骨格に高張力鋼板を多用した新プラットフォームのアドバンテージが明らかに出てます。足回りは乗り心地と操縦安定性を両立する新ダンパーシステムを採用したようで効果は歴然。静粛性も上がっていて、これまた軽のレベルを超えてます。

 ステアリングフィールも滑らかかつしっかり感があり、軽にありがちな貧弱さはほぼ皆無。もちろん数日借りて長距離乗ってみるとものたりなさを感じるかもしれませんが。

数値的なエコ性能を求めた結果は27.0km/L

エンジンも新開発。軽初のVTEC技術まで投入したという
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 さらにエンジンです。今回、一番変えなくてもいいんじゃない? と思った部分ですが、やはり数値的なエコ性能が欲しかったのでしょう。なんとボア×ストローク比を変えてまでロングストローク化。他にもバルブからインテークマニホールド、プラグまで新技術を投入し、特にノンターボには軽初のVTEC(可変バルブタイミング・リフト)技術まで投入して高性能化。

 結果、ターボは64馬力、ノンターボは58馬力のままですが実用トルクが上がり、最良モード燃費は27.0km/Lに向上。もっともこれはライバル、ダイハツ「タント」の28.0km/Lに若干負けてますけど。

 とはいえ今回この58馬力ノンターボエンジンの出来が非常によろしく、街中から高速まで十分パワフルなだけでなく、ホンダエンジンらしく気持ち良く回ります。

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 ついでにギアボックスのCVTも新開発で高効率化しており、燃費に貢献。確かに最良燃費ではタントに負けてますが、パワーアップを考えると総合力では勝っているのかも。

 ちなみにこの燃費&走り性能には全体で約80kg軽量化した新プラットフォームも効いているはずです。

新型「N-BOX」にはセンターピラーのアウターパネルに1180MPa級の超高張力鋼板を採用している
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