税込み価格は3338万3000円からという英マクラーレン・オートモーティブのロードカー(公道を走れるクルマ)「720S」。小沢コージが「宝くじでも当たったら持ってみたい」と言うこのクルマ、どこに魅力を感じるというのでしょう?

【コンセプト】おそらくいま最もF1マシンに近いロードカー

2017年3月7日に第87回ジュネーブ国際モーターショーで世界初公開、日本でも3月8日に発表された英マクラーレン・オートモーティブの「720S」。税込み価格は3338万3000円~
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 フェラーリ、ランボルギーニ、パガーニ…正直に言っちゃいますと私、自分で所有するって意味でのスーパーカーにはさほど興味ありません。試乗は楽しいけど、自分ではとても買えない宝石が目の前に並べられているようなもので、まさしく絵に描いたモチ!

 現実的なのはせいぜいポルシェ「ボクスター」やSUVになっちゃうけど同「カイエン」「マカン」ぐらいで、こと3000万円級のフェラーリやランボルギーニは小沢にとっては“走る宝石”そのもの。基本眺めて喜ぶものなのです。

 ところがこのスーパーカーだけは違う。宝くじでも当たったら、1度は持ってみたいなどと淡い夢を抱いております。それは英マクラーレンのロードカー(公道を走れるスポーツカー)!

あのF1のマクラーレンが作るピュアなロードカー

 マクラーレンといえば日本じゃ1980年代のF1マシン、マクラーレン・ホンダで有名な、いわゆるレーシングカー専業メーカー。それもスクーデリア・フェラーリに次ぐ、1960年代からF1に参戦してきた超老舗なんですが、ロードカービジネスには積極的ではありませんでした。1990年代に一度「マクラーレンF1」というモデルを作ってますが、あまり手を広げなかったという。

 ところが2009年、当時CEOだったカリスマ、ロン・デニスがロードカー専門の別会社「マクラーレン・オートモーティブ」を設立。2011年に生まれたのがF1テクノロジーをそのまま公道に持ち込んだ「MP4-12C」でこれがぶったまげた走り味。まるで走る魔法と言ってもよく、ちょい乗りした小沢もシビれまくったわけです。

現状は3つのシリーズに分かれてる

 現状のラインアップは、MP4-12Cに端を発する3つのシリーズ、「P1」や「P1 GTR」など超限定で1億円オーバークラスのアルティメットシリーズ、事実上の主力モデルたる「650S」や「720S」など3000万円クラスのスーパーシリーズ、エントリーモデルの「570S」や「540C」など2000万円クラスのスポーツシリーズですが、小沢は今回なんと、2017年3月にデビューしたばかりの720Sに乗ってきたのです。日本円にして3338万3000円、それもマクラーレンの本拠地たるロンドン郊外の研究センター、MTC(マクラーレン・テクノロジー・センター)のご近所で。

 というわけで久々に最新“グルメ指向のスーパーカー”のインプレッションを!

公道を走れるロードカーとしての性能を追求した「スーパーシリーズ」の新世代モデルとなる「720S」
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