アスリート化するスーパーカー

 ただ時代は変わって、今やスーパーカーは確実にアスリート化してます。見た目のインパクトも相変わらず重要で、特にランボルギーニは世界的に低く、鋭利な、空飛ぶ円盤や甲殻類も真っ青の大胆フォルムが必須。600馬力に700馬力と言った数値的スペックも大切です。

 しかし、今はそれだけじゃダメでちゃんとリアルにハイテクで、なおかつ扱いやすいマシンでないとダメなのです。

 特にこのニュル6分台で640馬力という恐ろしいスペックのペルフォルマンテ。最初は舞台が雨の鈴鹿ということもあり、おっかなビックリでしたが、走れば走るほど振り回せるのに驚きました。予想以上に手応えがあって路面状況がちゃんとつかめる。最もあのまま調子に乗って10周とか走ってたらどこかに突っ込んでいたかもしれませんが(笑)。

 とにかく今のスーパーカーは昔通りの見て楽しむ走る玉手箱であると同時に、誰もが走って楽しめるリアルなスポーツギアでなければならないのです。世界のお金持ちがこういうクルマを求めているということなのでしょう。

 聞けばウラカンも日本で実際に乗っている人は予想以上に若いとか。懐かしさを求めるスーパーカー世代だけでなく、まだまだ若くヤル気満々な現役バリバリ世代もいるということでしょう。社会の二極化がここにもまた表れているのかもしれません。

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スタイル★★★★★
実用性
★★★★
■変更履歴
初出時、写真に誤りがあったため、該当写真を削除、変更しました。[2017/7/12 11:00]

プロフィール

小沢 コージ

自動車からスクーターから時計まで斬るバラエティ自動車ジャーナリスト。

連載は日経トレンディネット「ビューティフルカー」のほか、『ベストカー』『時計Begin』『MonoMax』『夕刊フジ』『週刊プレイボーイ』、不定期で『carview!』『vividcar』などに寄稿。09年10月から10年3月までTOKYO MXテレビで毎週土曜夜11時に放映した『アンダーステア』のパーソナリティとしても活躍。近著に「アンダーステア DVD Vol.1 スーパースポーツ編」がある。愛車はロールスロイス・コーニッシュクーペ、シティ・カブリオレなど。

ブログ「小沢コージでDON!!」も随時更新。

 プロデュースした単行本「つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた」が集英社よりに発売中(Amazonで購入はこちら)。

 最新刊は2013年5月20日に発売された「車の運転が怖い人のためのドライブ上達読本」(宝島社)。