この夏、6年ぶりに「シビック」が本格的に日本国内で発売される。米国では2015年に10代目が発売され、年間36万台を販売するヒット車になっているのだが、日本では8代目が2011年に販売終了になって以来、一部の限定車を除き販売されていないクルマだ。はたして今、日本で発売する意味はあるのだろうか? 小沢コージはどう見る?

【コンセプト】“明らかに不利”なシビックがなぜ今発売されるのか?

ホンダ「シビック ハッチバック」プロトタイプ
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 本当に国内復活してしまいましたよ、話題の10代目シビック! いや、まだプロトタイプにサーキットで乗れただけですけど(笑)。

 なぜ意外なのかって、実はシビックは今から6年前の2011年の8代目ときに業績低迷から国内販売を停止しているのです。

 理由はぶっちゃけ、このクラスのセダン&ハッチバックが日本では壊滅的に売れなくなったから。そもそも日本で4m前後のコンパクトセダン&ハッチが売れ始めたのは1960年代のトヨタ「カローラ」や日産「サニー」が始まり。その後シビックや三菱「ミラージュ」が生まれ、1990年代ぐらいまでは国内販売の中心でした。ところが2000年代には200万円ちょいのファミリーカーはミニバンとハイブリッドカーの天下になります。

 ホンダ「ステップワゴン」、トヨタ「ノア」「ヴォクシー」「エスクァイア」、日産「セレナ」はもちろん、ここに王道ハイブリッドのトヨタ「プリウス」により小さい「アクア」、ホンダ「フィットハイブリッド」が登場したから、コンパクトセダン&ハッチ離れという流れはもう止まらない。

 要するにこのクラスで売りになるのはもはや「広さ」と「燃費」のみ。実際、ビッグネームで残ってるのは圧倒的な販売力を誇るトヨタのカローラシリーズだけで、サニーもミラージュもランサーもすべて死に絶え、シビックもオマエもか? って状況でもあったワケです。

2017年夏に国内発売予定。価格は未定
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