2017年3月16日の発売から約1カ月で約1800台を受注したというレクサス「LC」。月間 販売目標台数は50台だったのに、想像以上に売れているこの高級車に小沢コージが試乗した。はた してディーゼルのパワフルさが強味のドイツ勢に日本メーカーのマジメな総合力は勝てるのか。

【コンセプト】カッコ良ければすべて良し

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 偉そうですが「やっとここに気付きましたか?」と思っちゃいましたよ待望の新型レクサス。そう、1990年代のレクサス「SC」以来ともいわれる2ドアラグジュアリークーペの「LC」。

 2012年のデトロイトモーターショーでコンセプトカー「LF-LC」が公開され、実車版LCが2016年デトロイトで発表。3月に国内でも発売されて、先日小沢も乗ってきたわけですけど、問答無用にカッコ良くてセクシー。

 つくづく高級車であり、ラグジュアリーカーといわれる存在は、カッコ良ければすべて良し! であることが証明されたわけであります。

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不思議と値段が高すぎると感じない

 しかもお値段はスーパースポーツのホンダ「NSX」や、高級セダンのレクサス「LS」の600hL、ラグジュアリーミニバンのトヨタ「アルファード」「ヴェルファイア」のロイヤルラウンジ系を除き、国産車最高レベルの1300万~1450万円。スタート価格が1000万円を超えるのはNSXを除くとおそらく初めて。後に次期型LSにも使われる新世代「GA-Lプラットフォーム」や新世代パワートレインの「マルチステージハイブリッドシステム」を投入している効果もうかがえ、いかにレクサスがLCに期待をかけているかも分かりますが、それでも特に値段が高すぎるとは思えず、これまた独自スタイリングあればこそ。

 一見スタイリングと同時に走りや質感そのほかも評価に大きく影響しそうなラグジュアリーカーですが、小沢に言わせればそれは大衆車の話であって、クルマは高級になればなるほど一点豪華主義コンセプトが通用します。例えばコンパクトカーがスタイルから広さから燃費から速さから壊れにくさからコスパから修理代の安さまで求められるのに対し、スーパーカ一は極端な話、スタイルと速さがあれば、ある程度乗り心地が悪く、狭く、多少壊れやすくて高くても問題がありません。

 ただそれはそれで別の意味で難しく、平たく言うと高級車はスタイリングの良さがすべて。カッコよければ七難隠す! とさえ思います。それは新型LCを実際に見ると誰もが感じることなのではありますまいか?

 というわけで小沢コージの勝手なインプレッションをば。

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