スバルがクロスオーバーSUVの新型「SUBARU XV」を2017年5月24日に発売する。税込み価格は213万8400円~273万2400円。日本では同社の兄弟車である「インプレッサ」のほうが人気が高かったが、コンパクトクラスがますますグローバル化しつつある今、“買い”なのはどっち?

【コンセプト】やはりコッチが本命だったのか?

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 不肖小沢、正直に申し上げましょう。2016年に鳴り物入りで登場したコンパクトハッチバックの5代目新型「インプレッサ」。日本カー・オブ・ザ・イヤーも受賞し、業界じゃ大絶賛でしたが個人的にはいまいちピンときていない部分がありました。

 中身は確かにすごいんです。ボディー骨格に13年ぶりに一新したSGP、つまりスバル・グローバル・プラットフォームを採用。おかげで走り味は超充実で、高いボディー剛性や優秀な足回りにより乗り心地が抜群に良くなっただけでなく、ボディー結合部のネジとネジ穴の直径を合わせて遊びをなくすような細かな努力もあってハンドリングの一体感も極上! “走りオタク”のスバルたる面目躍如たる出来で評価がいいのも納得。ついでに先進安全の「アイサイト3」だけでなく、「歩行者エアバッグ」も全車標準装備! 高評価も納得ではありました。

ハッチバックの時代は終わったのか?

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 ただし、唯一納得できなかったのがエクステリアデザイン。正直ボディー骨格から新しくなった割に目新しさはさほどナシ。発表会で見たときは「ダイナミック&ソリッド」のキャッチフレーズ通り、表面的なメリハリもあってもスバルもいよいよ独自の“野暮った系デザイン”から卒業か? と勝手に思っていましたが、街中で見ると「あれれ? 言うほど旧型と変わってないかも?」と。

 ところが今回の兄弟車たるコンパクトSUV版の「XV」はずっと新鮮なんです。外板プレス部分、つまりボンネットやルーフやフェンダーは新型インプレッサと全く変わってません。違うのはSUVらしいワイルドな樹脂性フェンダーモールや樹脂リップ&パーツがついた前後バンパー、同じく樹脂素材が使われているフロントグリルなど。あとは最低地上高が70mmプラスされて上がった車高と大径タイヤ。これくらいのもの。

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 でも、不思議とアクティブでコッチのほうが次世代感が大きい。それもそのはず「旧型まではインプレッサ優先で、XVは派生車種でしたが、この世代からはXVありきで最初から作ってました」とプロジェクトゼネラルマネージャーの井上正彦氏。

 今や世界的にコンパクトSUVが売れる時代。流行に疎そうなスバルもついにインプレッサよりXVを優先して作り込んできたようで。

 ってなわけで発売前のプロトタイプですが限られた泥んこコースを中心に不肖小沢が新型XVをちょっと堪能してみました!

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