【インプレッション】いまどき燃費を気にしない姿勢が潔さすぎ!

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 新型XVの何に驚くって、やっぱり変わらぬ「走り」と「安全」重視の姿勢でしょう。ベースが昨年出た5代目インプレッサだけに、当然ですけどエンジンはスバルの魂ともいうべき水平対向4気筒。それだけに回転フィーリングは良いものの、やっぱり燃費が良くない。それも大径タイヤと背高ボディーのおかげでインプレッサより微妙に落ちてます。

 ライバルであるいまどきのコンパクトSUVが独自のハイブリッドシステムを使い、ホンダ「ヴェゼル」が27.0km/L、今春鳴り物入りで登場したトヨタ「C-HR」が30.2km/Lを記録するのに対し、XVはハイパワーの2L直噴モデルが16.4km/L! リーズナブルな1.6Lモデルが16.2km/L!! どちらもライバルの半分ぐらいなうえ、排気量が小さいほうが逆に燃費が悪いという不思議な逆転現象を起こしてます。

 今の低燃費コンシャス時代に真逆の特性ですが、すべては熱効率を上げにくく、フリクションの大きいスバル自慢の水平対向エンジンのさだめ。その分、ハンドリングと衝突回避と安全性能は良いので、スバルはまさしく燃費の代わりに楽しさと安全を取った クルマなんです。そもそもスバルファンはそれを分かって買っているわけで、なんともユニークな自動車ブランドでありましょうか。

走りのオールマイティー性は相当高そう

 しかもXVは、本当に走りが良い。この手のSUVは太めの大径タイヤと高い車高のおかげでベースのコンパクトハッチより走りのシャープさや上質さが削がれがちですけど、XVは結構逆。乗り心地はサスペンションストロークが伸びた分、逆に良いくらいだし、車高が上がったことによる身のこなしのダルさもほとんど感じさせません。

 残念ながらプロトタイプのため高速安定性などは今回試せませんでしたが想像する限り悪いはずがない。やはり車高の高さを最初から想定した新世代ボディーとサスペンションがゆえ。走りのオールマイティー性は相当高そうです。

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