2017年2月22日に発売されたボルボのフラグシップ「90シリーズ」の新型セダン「S90」、ステーションワゴン「V90」、ワゴンのクロスオーバーモデル「V90クロスカントリー」。この中から小沢コージが売れ筋の「V90 T6インスクリプション」を、長距離ドライブで試した。はたしてその実力は?

【コンセプト】フォード時代の苦労あればこその新生ボルボ!

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 みなさん! 最近のニッポン輸入車界の注目点って知ってますか? 激化するBMW、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲンというドイツ御三家のトップ争いもさることながら、ここ数年で復活してきた2位以下グループですよ。具体的にはスウェーデンのボルボ、イギリスのジャガー&ランドローバー、米国のジープブランドの躍進。特にボルボとジャガー&ランドローバーはどちらも米フォードからの独立&復活組で、今大躍進中のニッポンのマツダと状況が少し似ています。

 要はフォード時代の不自由や苦労あればこそ、今のデザインから技術的ソリューションまでの大胆過ぎる集中と選択が出来てるってことで、やっぱり人もメーカーも厳しい上司のいないぬるま湯で育ってちゃダメなのよね! というお話。

 その筆頭がボルボで、2010年に中国ジーリー・ホールディング傘下に入り、コイツがどうやら金は出すけどクチはさほど出さない良質スポンサーのようで、開発陣は見事に長年の思いを結実。生まれたのが今の新世代フラッグシップ、「90シリーズ」で第一弾のSUV「XC90」は2016年に日本だけで1000台を販売。グローバルでは60&40シリーズも合わせて史上初の53万台突破! 今年はそのプレミアムワゴン&セダン版が日本に上陸し、これまた注目なわけです。

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