6代目となるスズキの新型軽トールワゴン「ワゴンR」「ワゴンRスティングレー」が2017年2月1日に発売された。一時は年間20万台以上も売っていたワゴンR、近年はホンダ「N-BOX」とダイハツ「タント」にトップの座を明け渡していたが、この新型はトップ返り咲きを本気で狙っているらしい。小沢コージがその全力投球ぶりを乗って確かめた。

【コンセプト】元祖セミトール系の逆襲なるか?

スズキ「ワゴンRスティングレー」
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 先行きの見えない景気が理由かクルマ離れの影響か、多少の増減こそあれどざっくり小さくなり続けている軽自動車マーケット。そんななか、不肖小沢もまさかスズキがここまで本気だったとは思いませんでしたわ。新型6代目「ワゴンR」。

 ご存じ背高スペース系の原点たる軽ワゴンで、軽自動車販売の現グランドチャンピオンをホンダ「N-BOX」とするならば、それまで長年王座に君臨した前グランドチャンピオンのワゴンR。バブル直後の1993年にデビューし、いきなり軽販売のトップに立ち、一時は年間20万台以上も売って当時の国民車たるトヨタ「カローラ」を5年連続で抜いたほど。

 ところが2003年にワゴンRより背が高くて便利な両側スライドドアを持つダイハツ「タント」が登場し、さらに2011年にそのジャンルを極めたN-BOXが出て以降は、そのままスーパーハイト系がトップに君臨。

 ときおり1位がN-BOXからタントに入れ替わったりしながらその後の年月が過ぎ、ワゴンRはすっかり3位以下グループに定着した感がありました。正直、小沢はこのまま王位を狙うことは諦めたのかな? と思っておりました。

スズキ「ワゴンRスティングレー」
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