約7年ぶりにフルモデルチェンジした「5シリーズ」。どうやらクリーンディーゼルモデルがメイン車種となっているようだが、走りの質はどうなっているのか。注目される自動運転技術の実力は? 小沢コージが試した。

【コンセプト】王道過ぎて面白みはないかと思いきや…

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 乗る前から走りが相当いい味であろうことは想像がついていました。“部分自動運転”と呼ばれる自動運転技術も最新レベルのものが搭載されていることも予想できていました。それは、新型BMW「5シリーズ」。1970年代に生まれたプレミアムミディアムセダン&ワゴンの7代目で、メルセデス・ベンツ「Eクラス」やアウディ「A6」と並ぶ王道中の王道モデルです。

 日本はもちろん欧米でも固定客は多く、なかでも欧州でこの手のクルマはカンパニーカーとして手堅く売れるのでコンセプト的に大きな変化はナシ。プラットフォームは現行「7シリーズ」とほぼ共通で、それだけにハイテク装備もトップレベルだろうけど面白さには欠けるだろうと思っていたわけです。

 実際、スタイリングはキドニーグリルのワイド化こそ進んだもののまさしくザ・BMW。フロントタイヤがノーズの前に位置する、王道のFRスポーツセダンスタイルで、L字形リアコンビランプといいイメージ通り。クオリティーは高そうだけど、目新しさはないかなぁと。

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