これまでになくユニークな存在らしいフォルクスワーゲンのフラグシップモデル「アルテオン」が2017年10月に発売された。いったいどんなクルマなのか。小沢コージが“分かりやすく”解説する。

【コンセプト】突如出てきた謎のフラッグシップ!

フォルクスワーゲン「アルテオン」。グレードは「R-Line 4MOTION」(税込み549万円)と「R-Line 4MOTION Advance」(税込み599万円)の2つ
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 ♪ア・ル・テ・オーン! 小沢、思わずデカい声で叫びそうになっちゃいましたよ。アニメの声優さんのように。実は某先輩ジャーナリストのコメントですが(笑)。

 そう、久々にユニークな存在であり、完全にプロダクトアウト、つまりメーカーが作りたいから作ったとしか言いようのないフラッグシップモデルが登場したのです。それがフォルクスワーゲン「アルテオン」。

 まずはその戦隊ロボットというか、ギリシャ神話にでも出てきそうな車名からしてインパクト大。英語のアート(Art)と一部中国などで売られているフラッグシップ、フィデオン(Phideon)を掛け合わせた造語だそうで、相当勇ましい印象がありますが、それだけでなく実物がまたユニーク。

 一見すると大きめのプレミアムセダンのようですが、実態は意外に実用的な5ドアハッチバック。リアシートはもちろんトランクもやけに広くて、スタイリング重視なのか、実用系なのか分からない。というかその両方のイイとこ取りのようです。

 一番ビックリなのは独特のフロントマスクで、重厚なストライプを使ったロボット風のニラミ顔。不思議な存在感を放ってます。

「アルテオン」の個性的なフロントマスク。ボンネットは左右のホイールアーチの上までおおっており、水平なフロントグリルバーはLEDヘッドライトにつながっている
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