2017年1月12日に一部改良し発売されたトヨタ「ヴィッツ」。話題はなんといってもハイブリッドモデルの追加だろう。海外では2012年から「ヤリス ハイブリッド」としてハイブリッド仕様が発売されていたが、国内では初の投入。「アクア」と顧客を奪い合うことにはならないのだろうか。ヴィッツの出来とトヨタのハイブリッド戦略とは?

【コンセプト】共食い上等?

トヨタ「ヴィッツ」。価格はガソリンモデルが118万1520円から、ハイブリッドモデルが181万9800円から
[画像のクリックで拡大表示]

 「共食いになるのでは? と心配されますけど、半分当たってます(笑)」

 そう言うのは先日6年目のマイナーチェンジを受けたトヨタ「ヴィッツ」のチーフエンジニア、末沢泰謙さん。前後のマスクが改良されて微妙にハデになっただけでなく、待望のエコグレード「ヴィッツ ハイブリッド」が追加されました。

 しかも中身は同じトヨタの「アクア」に使われている1.5Lハイブリッドシステム。ついに同一ブランド内でのコンパクトカーバトルが本格化したわけで、ここ数年スズキ「スイフト」やマツダ「デミオ」などに比べて、“ほったらかし気味”だったヴィッツにも強烈なテコ入れ。

 これは同時に「クラウン」「カムリ」「カローラ」に続き、トヨタのグローバルな基幹車種がすべてハイブリッド化されたことも意味し、ますますエコな電動化が進んだわけです。

[画像のクリックで拡大表示]