2017年1月17日に新型が発売されたフォルクスワーゲンのコンパクトSUV「ティグアン」。“つながるSUV”というキャッチフレーズを持つこのクルマ、もしや“走るスマホ”になるのか?

【コンセプト】自動車メーカーからモビリティプロバイダーになる?

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 些末といえば些末、大きいといえば大きいとどちらにも取れそうではありますが、クルマ史上、時代が変化するキザシが出てまいりました。先日9年ぶりにフルモデルチェンジしたドイツ系コンパクトSUVのフォルクスワーゲン「ティグアン」! 日本では初代が2008年にデビューして、上質な輸入車SUVの先駆けとなりましたが、その後BMW「X1」やメルセデス・ベンツ「GLA」などが続々と出てしまって最近は埋もれ気味。

 今回そうした状況を打破すべくデザインから中身からサイズからコンセプトまですべてが生まれ変わったわけですが、なかでも目を引いたのは突如うたい始めた「つながるSUV」というキャッチフレーズ。

 いわば「走るスマホ」となりたいのか、車内インフォテイメントシステムを刷新しており、同じシステムをほぼ同時にプレミアムセダンの「パサート」やこのあと出てくる「ゴルフ」や「ポロ」も順次備えるという。そしてその先にはVWのビックリするほどの転身が待ってるってハナシなのです。

走るスマホとは一体どういう存在なのか?

 それはVWグループのマティアス・ミュラーCEOが年始会見でも語った「われわれは世界をリードする持続性可能なモビリティプロバイダーとなる」という大胆宣言。

 自動車メーカーがプロバイダー!? ってスマホも十分に使いこなせない小沢には今ひとつピンときませんが、簡単にいえばクルマが巨大なネット端末、まさに「走るスマホ」となって、独自進化を遂げていくということを目指すらしい。そしてVWグループはハードウエアを売るだけでなく、サービスやソフトウエアまでも提供していく会社=サービス・プロバイダーになる! という宣言しているようです。

 こう書いている小沢自身、モビリティプロバイダーとしてのVWを目の当たりにしないと、それがどれだけすごいのかよく分からないのですが、少しでもそれを探るべく神経を研ぎすまして最新のティグアンに乗ってきました。

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