気になる走りも予想外!3列シートSUVとしてのマツダ理想主義発動

乗り心地やステアリングフィールもボディーの大きさを感じさせない良さ
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 気になる走りですが、これまた予想外。まず加速感ですが、CX-8はCX-5と同じマツダ自慢の2.2L直列4気筒クリーンディーゼルターボ+6AT搭載なのにCX-5よりスムーズでパワフル。なんでだろう? ボディーが延長され、200kg以上重くなってるのに? と思ったらそれも当たり前。エンジンは制御違いなのか、ピークパワー&トルクが190PS&450Nmとそれぞれ15PS、30Nmも伸びてるんです。

 乗り心地やステアリングフィールもボディーが大きくなっているのにもかかわらず遜色なし。フラット感はホイールベースが伸びたぶん良くなっている部分もあります。シート別乗り心地に関しては3列目はさすがに多少振動が出ましたが、2列目の乗り心地は良好。これまた強化版プラットフォームを使った恩恵もあり、CX-8を単純にCX-5の拡大版と思ってはいけません。

 日本向け3列シートSUVとして理想主義のマツダエンジニアが改めて味付けし直している。そう考えた方がいいでしょう。

機器類を左右対称に配置した水平基調の造形
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この装備で320万円はものすごい

 気になるのは装備面で、確かにこの手の輸入車SUVは、ボルボ「XC90」を見てもハイテク安全や快適装備はほぼフル装備。その点、320万円弱のCX-8の「XD」(2WD/6AT)はレーザークルーズコントロール、車線逸脱警報システム、交通標識認識システム、アダプティブLEDヘッドライト、ドライバーアテンションアラートのほか、ヘッドアップディスプレイ、ステアリングヒーター、リアドアウインドウサンシェードなどが省かれています。シートももちろん普通のファブリックシート。

 でもその中で本当に欲しいと思うのはクルーズコントロールくらいで、CX-8は被害軽減ブレーキなどを含むマツダの先進安全技術「i-ACTIVSENSE」を全車標準装備。前進時の「AT誤発進抑制制御」や後退時の衝突の被害を軽減する「スマート・シティ・ブレーキ・サポート」も付いています。

 余裕ある人には装備充実の「XDプロアクティブ」やナッパレザーシート標準の「XD Lパッケージ」がオススメかもしれませんが、小沢的には思い切って買いやすさのXDもありです。

LEDヘッドランプは全車標準装備
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「XD Lパッケージ」はナッパレザーシートを標準装備
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「マツダ コネクト」にも対応
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ついでに燃費も悪くない

 最後に燃費ですが車重1.9トンレベルでありながらJC08モード17.6km/Lと全く悪くないだけでなく、小沢が距離にして30km強、街中や高速をゆっくり走って15km/L弱と悪いどころかこのサイズ、この走りでは上出来です。

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 ついでに全車フルタイム4WDの「i-ACTIV AWD」が選択可能で、しかも最大トルク450Nmの強力ディーゼルターボ標準だから雪道走行はもちろんけん引も楽チン。このあたり、コンパクトFFカーにはできない芸当で、趣味でボートを引っ張る人なんかにも持ってこい。

 まさしく家族ともども人生をたっぷり楽しむためのクルマと言えるでしょう。

全車フルタイム4WDの「i-ACTIV AWD」が選択可能でけん引もラクラク
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