2016年12月14日に発売されたトヨタのSUV「C-HR」。月販目標台数6000台に対し、約1カ月で約4万8000台受注したという。なぜ売れているのか。プロトタイプを体験済みの小沢コージが今回は市販版に試乗した。

【コンセプト】裏プリウス効果で受注4万8000台! はたしてその真価は?

トヨタ「C-HR」。税込み価格は4WD車が251万6400円~277万5600円、2WD車が264万6000円~290万5200円
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 「このクルマはそのうち売れなくなるときがきます。そのときにできることを今から考えていますから」

 正直ビックリしました。開発チーフの古場博之エンジニアの骨太な覚悟に。ついに2016年末に販売を開始したトヨタの逆ギレ気味スタイリッシュSUV「C-HR」の、「コンパクト・ハイ・ライダー」の略というシンプル過ぎる車名もさることながら。

 確かに不肖小沢も発売約1カ月での受注4万8000台! はやや出来過ぎだと思っておりまして、これは「トヨタ待望のスタイリッシュSUV」をうたう先行情報がバンバン出たり、ネットで先行予約できたりした結果ですが、なにより中身が「事実上のスタイリッシュプリウス」という事実が大きいはず。

 なにしろ選べるパワートレインのうち、売れ線は4代目プリウスと全く同じ1.8Lハイブリッドシステム搭載で受注の8割弱を占めています。その数3万7000台と膨大で、エコカー減税は免税対象、モード燃費も30.2km/Lとハンパじゃないエコ性能。これは事実上の“裏プリウス”として売れてるんですよ小沢の見立てでは。

開発チーフの古場博之エンジニア
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