モデル3は人気は高いが実態が追い付いていない?

 一方、リーフの「買いやすさ戦略」とは逆の「プレミアム戦略」で攻めてるテスラ・モデル3は、製造が遅れています。原因は電池生産問題とも品質問題とも言われていますが、現状北米で2017年7月からデリバリーが始まり、当月30台で12月でやっと月産1060台に。2018年には「モデルS」などと合わせてテスラ全体で年間50万台の販売計画を立てていますから、ざっくり予測すると40万台前後がモデル3になるはずですが、この調子ではまだまだ。もちろん人気はものすごくあり、グローバルでの受注は報道によれば約40万台です。需要はリーフ以上ですから、これに生産能力というか実態が伴えばEVシフトは確実に見えてきます。

テスラの廉価モデルである「モデル3」。2017年7月に北米で発売され、価格は3万5000ドル(日本での販売価格は未定)
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 ただし日本での販売については2019年スタートと言われており、日産リーフほどの“実行力”は感じられません。

 安さと安心のリーフが今後どこまで伸びるのか? あるいは人気とインパクトのモデル3がどこまで公約を実現できるのか? この2つを2018年にチェックすることで、だいたい見えてくるはずなのです、EVシフトの現状が。そして2020年前後に出てくるドイツの肝いりEVにどうその波がつながるのか。

人気はリーフ以上に高いテスラの「モデル3」
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