かつて中国のネットカフェは、パソコンを持てない若者たちのたまり場で、不衛生というイメージがあった。しかし、パソコン、スマートフォンが普及した今、ネットカフェが新たな形で再ブレークしている。

新しいタイプのネットカフェが続々登場!

 中国では、旧来型のネットカフェが減り、「網珈(ワンカー)」と呼ばれる新しいタイプのネットカフェが増えている。

 今でも地方都市や農村部で見かけるネットカフェは、ゲームパソコンが並ぶ暗い部屋で、お菓子をつまみながらチャットをしたり、ビデオを見たり、ゲームで遊んだりする場所だった。つまりパソコンを買えない貧乏学生が入り浸る場所だったわけだが、いまどきはパソコン、スマートフォンを持っているのが当たり前。そんな時代にわざわざ網珈に行く人が求めているのはパソコンではなく、網珈全体の環境である。省都クラスの街で増え始めた網珈は、ネット対戦専用パソコンを用意してゲーム大会を開催する店舗や、休憩スペースにビリヤード台が置いてある店舗など、ユニークなサービスを打ち出すようになってきている。

 価格競争が激しい上、犯罪や事件がしばしば起こったこともあって法規制が厳しくなり、古いタイプのネットカフェはその数を減らしていったが、利用料金を高めに設定して客層を絞り、パソコンの性能だけでなく、サービスをも向上させている網珈は、ビジネスとして成り立っているようだ。

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「網珈」を名乗る、小ぎれいなネットカフェが増えつつある