音楽動画ソーシャル「TikTok」が中国でブームに

不人気だった「Tik Tok」が大躍進

 日本で大人気の「Tik Tok(ティックトック)」は、2016年に中国のBytedance社(北京字節跳動科技)が提供を開始した音楽動画ソーシャルアプリ。中国語で「抖音(ドウイン)と呼ばれる同アプリでは、15秒のショートムービーをBGM(バック・グラウンド・ミュージック)付きで投稿できる。また、ユーザー登録を済ませれば、公開された動画にハートマークによる「いいね」やコメントを付けられるほか、投稿を他のユーザーと共有したり、投稿者をフォローすることも可能だ。

 リップシンク、いわゆる口パク動画や面白動画が多いのだが、人気の動画には数万、数十万以上のハートマークが付くほど。スマートフォンで撮影した動画をミュージックビデオのように仕上げられるのが人気の秘密のようだ。

 中国では音楽動画ソーシャルアプリが人気で、同様のアプリがいくつもある。背景には、データ通信使い放題サービスが登場し、通信料を気にせず動画を閲覧できるようになったということが挙げられる。自己顕示欲の強い人が多いのも、この手のアプリが中国で人気となっている理由の1つだろう。

 当連載でも以前「2017年も『微信』が圧勝! 中国人気アプリランキング」で「西瓜視頻」「快手」「火山小視頻」といった音楽動画ソーシャルアプリを紹介した。「Tik Tok」はすでに日本で話題になっていたものの、中国ではそれほどでもなかったので取り上げなかったのだが、今年の春ごろから急に人気が出始めた。ネットユーザーの検索傾向が分かるウェブサービス「百度指数」「360指数」によれば、「Tik Tok」は現在、人気ナンバーワンの音楽動画ソーシャルアプリとなっている。

「Tik Tok」は「App Store」や「Google Play」でダウンロードできる
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「360指数」による動画ソーシャルアプリ注目度。今年の春からの「Tik Tok(緑色)」の伸びが目立つ
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