中国の家具内装業界に新しい波!?

 不動産価格は落ち着きを見せているものの、まだまだ物件の新規購入や買い替えが進んでいる中国。そんな中、オーダーメードの家具内装チェーン店が中国全土の都市で台頭している。

 中国の新築物件は、ともするとコンクリートがむき出しの状態で引き渡されることがあるので、内装を請け負う業者が欠かせない。そのため家具内装業者は街中にあるが、何度も依頼することではないだけに、料金をふっかけられたり、手抜き工事をされたりするリスクもあった。しかし、最近台頭してきた家具内装チェーン店は明朗会計で、工事品質にも定評がある。

 また、既存の家具店では満足できない消費者が増えてきたことも、その人気を後押ししている。引っ越しを機に家具を新調する人も少なくないのだが、旧態依然とした店の家具は時代遅れで格好が悪いというのだ。日本でもおなじみのイケアやニトリも中国各地に進出しているものの、それらの店の家具は海外からやってきた安物にすぎず、長く使うものではないという認識が中国人にはあるように思う。

 さらに、オーダーメードには、自分好みの家具が手に入るだけでなく、部屋に合わせたサイズで作れるのでデッドスペースがなくなる、デザインが統一されるといった利点がある。もちろん既製品より納品に時間もかかるし、コストも高くなるが、2LDKを丸ごとお任せしたときの相場は日本円換算で50万円程度だ。従来の家具店で買いそろえたときと比べてもそれほど高いわけではないし、オーダーメードと考えれば、日本人の感覚でも納得できる範囲だろう。

ショッピングモールによくあるオーダーメード家具内装チェーン「尚品宅配」
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既存の家具店。もちろん西洋風の家具を販売する店もあるが、いまひとつあか抜けない
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