「微信」が全アプリで連覇、定番中の定番に

 中国では、ネット規制のために「Google」や「Facebook」「YouTube」といった世界の定番サービスの多くが使えない一方で、それらに代わる中国独自のサービスが続々と誕生している。2017年の中国ではどんなアプリが登場し、人気となったのか。調査会社の猟豹全球智庫が発表した、昨年のスマートフォンアプリランキングを見てみよう。

 なお同調査では、各アプリについて「アクティブ利用率」および「起動回数」の2つの数値を基にランク付けしている。アクティブ利用率は「簡体字中国語設定のスマートフォンで週に1回以上利用されている割合」のこと、起動回数は「1人のユーザーが1週間にそのアプリを起動する回数」のことだ。

 最も高頻度で、かつ圧倒的に利用されているのが騰訊(テンセント)のインスタントメッセンジャー「微信(ウィーチャット)」だ。アクティブ利用率約82%、起動回数約386回はアプリ全体でも1位だ。「微信」は前年の同調査でもアクティブ利用率約80%、起動回数約167回で1位。中国では定番中の定番になったと言える。

 「微信」の次に人気が高いのが、同じく騰訊のインスタントメッセンジャーの「QQ」。こちらのアクティブ利用率は約36%、起動回数は約203回となっている。ちなみに「QQ」も、前年もアクティブ利用率約48%、起動回数約109回で全アプリ中2位だった。「QQ」は若者受けするスタンプが多いことから学生の間で人気が高い。

SNSアプリのランキング。「微信」と「QQ」はアプリ全体でも1位と2位を占める
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