2016年11月22日、東京・中目黒の高架下に全長700メートルにわたる新たな商業施設がオープンしました。その名も「中目黒高架下」。

 耐震補強工事に伴って再開発が行われていた東急東横線・東京メトロ日比谷線中目黒駅周辺の高架下空間に28の店舗が入り、中目黒の新たな顔になりそうです。

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 オープンした28店舗のほとんどが飲食店で、しかもその多くは新業態。コンセプトは「高架下の商店街」で、気軽にふらっと誰でも立ち寄れるようなお店が多いのが特徴です。例えば、立ち飲みスタイルの鉄板焼店や好きな肉をひと切れずつオーダーできる立ち食い焼き肉など、これまで一人では入りづらかった飲食店も気軽に入ることができ、ついついはしごしてしまいそうです!

 「中目黒高架下」プロジェクトに関わった東急電鉄の杉本里奈さんにお話をうかがいました。

松丸:今回のプロジェクトで特に意識した点はどんなところでしょうか?

杉本:商業施設というよりも、商店街のような親しみやすさを意識しました。中目黒は興味があっても目的がないとなかなか立ち寄れないという声があり、今までなじみのなかった人に足を運ぶきっかけになればと思っています。

松丸:最近、高架下を有効活用するのがちょっとしたブームのようですね。

杉本:もともと以前から中目黒の高架下にはさまざまな店舗が入っていたんです。高架下の店というと新橋や銀座が有名ですが、実は中目黒はいわゆる「高架下文化」のはしりだったとも聞いています。

松丸:28店舗のうち飲食店が圧倒的に多いのですが、理由があるのですか。

杉本:中目黒や祐天寺は飲食店が非常に多く、そうした街の雰囲気になじむように、祐天寺へ向かう方向には特に飲食店を多く設けました。一方、中目黒を降りてすぐの場所には住民の方からの要望が多かった書店をはじめ、気軽に立ち寄れるような店を設けています。

松丸:住民の方々の意見がしっかり反映されているんですね。

杉本:そうなんです。中目黒には会社が多くありますが、20代後半~40代前半の人が多く住んでいる場所なので、そうした方々が毎日気軽に利用できるスポットになるように意識しました。そして、女性が一人で気軽に立ち寄れる飲食店が中目黒には少ないという声もあり、中目黒高架下には、ふらっと“おひとりさま”でも立ち寄れるような店が多いのも特徴です。改札のすぐ近くには「THE CITY BAKERY」をはじめ、カウンター席や立ち飲みをウリにした店などが目立つと思います。

「中目黒高架下」プロジェクトに関わった東急電鉄の杉本里奈さんと一緒に