松坂屋上野店の南館跡地に「上野フロンティアタワー」が開業し、街の風景も人の流れも大きく変わりつつある上野・御徒町エリア(関連記事「上野にJフロント×パルコの新施設、その中身は?」)。2017年11月15日、上野フロンティアタワーにほど近い老舗洋菓子店、上野風月堂の本店がリニューアルオープンした。

2017年11月15日にリニューアルオープンした「上野風月堂 本店」(台東区上野1-20-10)。東京メトロ銀座線「上野広小路」駅から徒歩1分。1階は約20席。営業時間は10時半~19時半。創業は1747年で、明治38(1905)年から現在の場所に本店を構えている
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 これまで喫茶営業と菓子販売を行っていた1階に、ライブ感のあるオープンキッチンを新設。職人が目の前で焼き上げたスイーツをコーヒーとともに楽しめるカフェを併設。また、パーラーとしてケーキやパスタを提供してきた2階はレストラン「KANAME(かなめ)」として、営業時間やメニューを大幅に見直した。

店内のオープンキッチン
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 リニューアルの目玉は、上野風月堂本店限定で販売する新商品「ゴーフレーシュ」だ。焼きたての皮にとろりと軟らかいクリームを挟んでおり、もっちりしたクレープのような食感。いわば“生ゴーフル”とでも呼びたい新感覚スイーツだ。

店内で焼きたてが食べられる「ゴーフレーシュ」。自家製のキャラメルソースとバターを合わせた「キャラメル」(税込み280円、以下、価格は全て税込み)、フランス産の赤砂糖「ベルジョワーズブリュン」とバターのみで作り上げた濃厚な「シュガーバター」(280円)のほかに、季節限定商品として「マロン」(300円)もある
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 上野風月堂といえば、丸い形のウエハースにチョコレート風味やストロベリーなどのクリームを挟んだゴーフルで知られている。日持ちすることから進物菓子の定番として支持され、全国の百貨店や量販店、空港など約550店舗で販売している。

 今回のリニューアルについて、上野風月堂の大住佑介社長は「創業270年の節目と、上野フロンティアタワー開業のタイミングに合わせた。この店を訪れるためにわざわざ上野に来たくなるような新たなランドマークを目指す」と話す。だが、目玉であるゴーフレーシュは持ち帰りの場合は要冷蔵で、賞味期限は製造日を含めて2日。なぜ、あえて日持ちのしない商品に力を入れたのだろうか。

専用のプレス機を使い、球形に焼き上げた生地を潰して丸くカットし、二枚にはがす。片方にフィリングを塗り、重ねる。このすべての工程を目の前で見ることができる
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