フレッシュチーズを使った料理にミルクたっぷりカクテルも

 筆者の目当ては「フレッシュチーズ&クリームバー」。ランチメニューでは5種類がおかわり自由だが、夜はおかわりこそできないものの、10種類前後から自分の好みをチョイスできて1000円。当日のバーコーナーには9種類の醗酵乳とフレッシュチーズがずらりと並んでいて、見ただけでワクワクする。スタッフから「どれにしますか?」と聞かれたが、せっかくなのでひと通り食べてみたいと伝える。9種類それぞれの詳しい説明、しかもそれぞれのチーズの特性に合わせて塩やオリーブオイル、コンフィチュール、ハチミツをトッピングし、ライ麦パンもたっぷり添えてくれた。これで1000円とは、本当に信じられない。店内を見ると、ほとんどのテーブルでこのプレートを注文していた。

ディナータイムの「フレッシュチーズ&クリームバー」(1000円)
[画像のクリックで拡大表示]

 だが、食べ始めてから、ちょっとしたミスを犯したことに気づいた。熟成チーズは熟成方法によって見た目もかなり違うので、数種類が並んでいても簡単に見分けがつく。だが、フレッシュチーズや発酵クリームは見た目が似ていてそれが同じ皿に同じくらいの量で9種類載っているので、どれがどれだかさっぱりわからなくなってしまった。

 「酸味が少ないクリーミーなもの」など、自分の好みを伝えて、3~4種類にしぼればよかったと後悔した。しかし「何種類でも」といわれれば、とりあえず全部食べ比べてみたいと思う人は多いのではないだろうか。盛り付けるときにチーズの名前を書いた付せんやピックをつけてくれれば、パンフレットと照合できて、好みのチーズがどれか覚えられるのにと思った。

一番好みだったのはマスカルポーネチーズ(のような気がするが確信はない)
[画像のクリックで拡大表示]
テーブルにチーズ類に関する説明が書かれたパンフレットがあるので、それを手がかりに思いだそうとしたが、無理だった
[画像のクリックで拡大表示]

 また、塩気があるのでそれだけでつまみになる熟成チーズと違い、フレッシュチーズや発酵クリームは塩分が薄い。そのため塩やコンフィチュール、ハチミツなどのトッピングをしてくれるのだが、自分で味の調整ができない。テーブルで調節できるよう、別添えにしてくれればありがたい。同店によると、現在どちらも改善方法を検討しているとのこと。

 残念だったのはそれくらいで、フレッシュチーズをふんだんに使ったディナーメニューはどれもおいしく、通常のチーズ料理よりも胃にもたれなかった。オーダーしたのはボトルワインとミルクを使ったノンアルコールカクテルを2杯と、乳製品を使ったピザ、パスタ、サラダ、野菜料理、肉料理。合計1万円くらいで、割安だと感じた。

「ポークカルビのバターミルクドレッシングサラダ」(850円)は、バターミルクの濃厚なドレッシングとトッピングの肉の相性がよく、野菜が食べ進む
[画像のクリックで拡大表示]
「4種のフレッシュチーズのピザ」(1100円)はクリームチーズ、リコッタチーズ、モッツァレラチーズ、マスカルポーネチーズを使用。チーズたっぷりなのに軽い食べごたえ
[画像のクリックで拡大表示]
ノンアルコールカクテル「大人のいちごミルク」(600円)は、ミルクが濃厚だが甘味は控えめでさっぱりしていて、食中ドリンクにしても抵抗なく飲めた。同じくノンアルコールカクテルの「ハニージンジャースパイスミルク」(600円)も生姜の風味が濃厚で、さっぱりした味だった
[画像のクリックで拡大表示]