暗いイメージを払拭した阪急三番街の「ウメダフードホール」

 「ウメダフードホール」は阪急阪神ビルマネジメントが運営する「阪急三番街」の北館地下2階にオープンした。阪急梅田駅に併設する阪急三番街は1969年に開業、1月現在で235店舗が入居する。客層は若年層が多いルクアに比べ、年配客が多い。ファッションゾーンが苦戦する一方、飲食ゾーンは根強い人気があり、飲食の売上高は30カ月連続前年比をクリアしているという。

 ただ、ルクアやグランフロント大阪など梅田に新設の商業施設が開業し、エリア内競争力が徐々に低下。さらに北館地下2階はもともと暗いイメージがあり、人通りも少なかった。「北館は茶屋町とグランフロントをつなぐ立地にあり、競争力強化と若返りを図るため、大規模なリニューアルになった」と、同社営業部の上村俊幸氏は語る。

 約2300平方メートルもの広さに、全国初、関西初を含む全18店舗が出店。大きく5つのゾーンに分け、イス、テーブルから床のデザインまで異なる雰囲気で演出した。例えば、お酒と食事を楽しめる奥の「バルゾーン」はややダウンライトでシックな雰囲気、女子会やママ友と利用できそうな「美食ゾーン」は明るくナチュラルな空間、といった具合だ。カウンター席やスタンディング席もあり、時間のないときにはさっと食事を済ますこともできる。共用スペースの全席数は約1000席。フードコートと同じ飲食スタイルだが、「ワンランク上の内装とこだわりの専門店をそろえた」(同)。

暗いイメージがあった阪急三番街北館地下2階が改装によって明るい印象に
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約2300平方メートルの広さに計1000席を用意。その日の気分や目的に合わせて使えるように、5つのゾーンに分けて内装を変えている
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ゴールデンオリーブという深みのあるグリーンが印象的な阪急電車のシート生地を使ったイスに座れるゾーン。アンゴラ山羊の毛で贅沢に織られているので高級感があり、座り心地も抜群
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食事でしっかりパワーをつけたいときにおすすめの「スタミナフードゾーン」。手前から梅田初の「1ポンドのステーキハンバーグタケル 」、関西まぜそばブームの火付け役「麺や マルショウ」、名古屋名物「みそかつ 矢場とん」
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創業70年の老舗「宮武讃岐製麺所」と提携した、関西初出店の「宮武讃岐うどん」。小麦を店舗で製麺し、香川の醤油やいりこを使った出汁つゆで食べる
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クラフトビールやワインなどアルコール類を主体に、NY発祥のワンプレートディッシュ“チキンオーバーライス”や新感覚の“デリケーキ”を提供する「ニューヨーク デリ スタイル」
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待ち合わせに便利な時計台のある広場
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美食ゾーンに出店した「果香×ツル商店」の九龍(香港ゼリー)と、リゾット専門店「リゾット☆スター」の低糖質低GIリゾット
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