NTTドコモは2016年10月19日、冬・春商戦に向けた新サービス・新商品発表会を開いた。一括648円で購入できるオリジナルブランド「MONO」が注目されたが、このような新製品からは特定のユーザー層をターゲットとした競争の激化が見て取れる。

ドローンも登場した新製品発表会

 冬・春商戦に向けて、10月に入り、10月12日にはソフトバンクが、18日にはKDDI(au)が新機種を発表した。しかし、いずれも発表会を実施しなかったため、インパクトに欠けた。

 一方、NTTドコモは10月19日、夏同様、大規模な新サービス・新商品発表会を開催し、注目された。しかも今回の内容は、新スマートフォンから新サービス、そして将来に向けた研究開発に至るまで、非常に多岐にわたる充実したものだった。

NTTドコモは主要3キャリアで唯一、新製品の発表会を開催。内容も多岐にわたる充実したものであった。写真は10月19日のNTTドコモ新サービス・新商品発表会より
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 例えば、サービス面では、「dカード」の新しい施策として「dカード プリペイド」の開始を発表。従来は、クレジットカードとポイントカードのみに限られていたが、dカード プリペイドが用意されたことで、auの「au WALLET」やソフトバンクの「ソフトバンクカード」と同様、クレジットカード会社(マスターカード)の基盤を用いながら、前払いできるようになったのである。iDにも対応しており、FeliCaのリーダーにかざすだけで決済できる。クレジットカードが作りにくい学生や現金派のユーザーにとって非常に便利なサービスになることだろう。

 また、現在、研究開発中の新たな取り組みとして、携帯電話網を活用してドローンを遠隔操作したり、データ転送したりする「セルラードローン」などを公開。従来、新製品発表会の場で、こうした取り組みを公表したことはなかっただけに、同社の戦略を見る上でも非常に大きな変化といえそうだ。

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現在研究中の取り組みもいくつか紹介。中でも携帯電話網を活用してドローンを操作したり、ドローンからデータを転送したりする「セルラードローン」の取り組みは注目を集めた。写真は10月19日のNTTドコモ新サービス・新商品発表会より