2017年10月18日に新商品・サービスを発表したNTTドコモ。その中で注目を集めたのは、2つのディスプレーを搭載する折り畳み式スマートフォン「M」であった。かつて同様の端末「MEDIAS W」を発売したものの販売台数が振るわなかったドコモが、なぜいま、再び2画面スマホにチャレンジしたのか。その裏を探ってみると、単なるインパクト狙いではない、ドコモのしたたかな戦略が見えてくる。

「MEDIAS W」以来4年ぶりに2画面スマホが登場

 今回の発表会で紹介された端末は、スマホ11機種とタブレット2機種の計13モデル。加えてレンタカーやカーシェアリングが利用できる「dカーシェア」や、「dTV」およびNTTぷららの「ひかりTV」の映像コンテンツが楽しめる「ひかりTV for docomo」などいくつかのサービスが紹介された。その発表会で最も目を引いたのが折り畳み式2画面スマホ「M」である。

 Mは、ドコモが企画・開発した端末で、製造は中国のスマホメーカーであるZTEが担当する。2つのディスプレーを搭載するMには、それを生かす4つのモードが用意されている。まず折り畳んで1つの画面だけを利用する「通常モード」、次に2つのディスプレーで異なるアプリを同時に利用できる「2画面モード」、2つのディスプレーをつなぎ合わせて1つの6.8型に相当するディスプレーとして扱える「大画面モード」、2つのディスプレーに同じ内容を表示する「ミラーモード」だ。

 ディスプレーを2つ搭載した端末は強烈なインパクトがあるため、Mは発表直後から非常に大きな話題となっている。

5.2型のディスプレーを2つ搭載する「M」。折り畳めば通常のスマートフォンと同じように使える。写真は10月18日のNTTドコモ新サービス・新商品発表会より
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