日本でのGalaxy Note復活に大きく影響する?

 一方で、Galaxy Note7は幸いにも日本では発売されていないため、日本では大きな問題は発生していない。しかしその影響は決して小さくない。

 というのも、今後日本でも発売される可能性があるからだ。その根拠は、Galaxy Note7の発表後、同機種の日本語ウェブサイトが登場したことだ。

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Galaxy Note7の日本語ウェブサイトより。サムスンは日本で発売する機種に関しては、日本語のウェブサイトを用意する傾向にあるため、同機種の日本での発売が期待されていた

 サムスン電子はこれまで、日本で発売するフラッグシップモデルに関して、発表直後にウェブサイトを用意するのが通例となっていた。実際、今年発売された「Galaxy S7 edge」も、発表後に日本語のウェブサイトが用意されていた。逆に、同じタイミングで発表されたスマートフォン「Galaxy S7」は、日本語のウェブサイトが用意されず、国内販売もされなかった。そうしたことから、日本語のウェブサイトが用意されたGalaxy Note7が日本で発売され、昨年途絶えたGalaxy Noteシリーズが復活するのではないかという期待が高まっていたのである。

 しかもGalaxy Note7は、実際に端末に触れた人たちからの評価が高かった。筆者もIFA会場で触れてみたが、大画面ながら持ちやすく、従来のGalaxy Noteシリーズと比べて完成度が高いと感じていた。

 それだけに、今回のバッテリーの発火問題を受けて、日本へのGalaxy Note7の投入の可能性がなくなるようであれば、とても残念なことだ。また、仮に発売されたとしても、飛行機内での利用制限が続くようであれば、それを理由に購入をあきらめる人たちも出てくるだろう。

 サムスンは今年のフラッグシップモデル「Galaxy S7 edge」で高い人気を獲得し、ようやく日本での不振から脱しつつあった。それだけに、ぜひ早期の問題解決を願いたい。

著 者

佐野 正弘(さの まさひろ)

 福島県出身、東北工業大学卒。エンジニアとしてデジタルコンテンツの開発を手がけた後、携帯電話・モバイル専門のライターに転身。現在では業界動向からカルチャーに至るまで、携帯電話に関連した幅広い分野の執筆を手がける。