高スペックは追わず、堅牢で、安心・安全に利用できるスマートフォンを提供する国内メーカーが増えている。これらのメーカーは一体どのような人たちからの支持を得ようとしているのか。

防水・防じんから“丈夫で安心”へ

 スマートフォンの普及からしばらくたち、スマートフォンの利用者の幅が大きく広がってきている。その多くは20代から50代だが、最近では子どもやシニアも利用し始めている。

 そうしたことから、現在は、iPhoneをはじめとする“王道”だけでなく、低価格なものや、独自の機能や性能を持つ個性的なスマートフォンも増えている。中でも近年、国内メーカーが特に力を入れているのが、堅牢性を重視したスマートフォンだ。

 日本ではフィーチャーフォン時代から、防水・防じんに対応した端末が数多く登場し、人気を博してきた。そのため、スマートフォンでも、早い時期から、防水・防じんに対するニーズは高く、今や大手キャリアが販売するスマートフォンの防水・防じん対応は半ば常識となっている。

日本における防水・防じん性能のニーズの高さを受け、最近ではアップルが「iPhone 7」シリーズで耐水・防じん性能を備えるなど、海外メーカーも防水・防じんに力を入れるようになった。写真は2016年9月16日のNTTドコモ・新iPhone発売イベントより
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 最近はそれをさらにおし進め、端末を落としたときに画面が割れたり、本体に傷がついたりしにくいなど、衝撃に強く壊れにくいことをうたい文句にするスマートフォンが増えているのだ。

 日本のメーカーのいくつかには、これまでアウトドア仕様のタフネス・スマートフォンを提供してきた実績があるが、現在各社が力を入れているのは、一般的なスマートフォンの形状でありながら、頑丈で壊れにくいというモデルだ。