2018年3月の資本・業務提携によってソフトバンクの子会社となったLINEモバイル。同社は、ソフトバンク回線を用いたサービスの提供開始と、SIMカード単体での契約を強化する方針を明らかにした。LINEモバイルの狙いはどこにあるのだろうか。

ドコモに加えてソフトバンクの回線も利用可能に

 メッセンジャーアプリ大手LINEの子会社として、2016年にサービスを開始したLINEモバイル(東京・新宿)。同社は今年、資本・業務提携によってソフトバンクの実質的な傘下企業となった(関連リンク:開始2年足らずでLINEモバイルがソフトバンク傘下に)。

 そして2018年7月2日、LINEモバイルは、ソフトバンク回線を用いた新サービスを発表した。これまで同社はNTTドコモのネットワーク回線を借り受け、MVNO(仮想移動体通信事業者)としてサービスを提供していたが、ソフトバンク傘下となったことで、新たに同社の回線を追加するに至ったのだろう。

LINEモバイルは、ソフトバンク回線を用いた新サービスを2018年7月2日に発表。CMキャラクターには引き続き女優ののんさんを起用する。写真は7月2日のLINEモバイル記者発表会より
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 とはいえ、ドコモ回線によるサービスを終了するわけではなく、ソフトバンク回線によるサービスと並行して提供していく方針。LINEモバイルの嘉戸彩乃社長は「MVNOだからできる、マルチキャリアを推進する」と話している。料金プランについても、従来のドコモ回線と同じ月額料金で利用可能。回線の切り替えにも対応し、8月末までのキャンペーン期間中は回線変更手数料を無料にする。

3つの料金プランは、ソフトバンク回線もドコモ回線も全く同じ。写真は7月2日のLINEモバイル記者発表会より
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