DSDVでau系ユーザーを狙うエイスース

 「ZenFone」シリーズが人気の台湾メーカー、エイスースは5月15日の新製品発表会で、リニューアルした「ZenFone 5」シリーズ3機種の国内投入を表明した。中でも注目は「ZenFone 5」と「ZenFone 5Z」の2機種だ。

 画面上部にノッチ(切り欠き)のある縦横比19:9の6.2型液晶を採用している両機種は、処理性能と価格以外はほぼ共通。最近のスマートフォンのトレンドを徹底的に押さえており、写真撮影時には被写体に応じた最適な設定を選択するなど、AIを活用した機能を数多く搭載しているのが特徴だ。

エイスースの新機種、ZenFone 5とZenFone 5Zはチップセットや内蔵メモリーが異なるが、外観は全く同じだ。写真は5月15日の新製品発表会より
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 エイスースのSIMフリー端末ならではと言えるのが「DSDV」(デュアルSIM・デュアルVoLTE)、つまり2枚のSIMカードを挿入して同時にVoLTE(ボルテ)での待ち受けができる機能を実装していること。DSDV対応機種としては、ファーウェイの「HUAWEI Mate10 Pro」などがあったが、対応キャリアが限られていた。ZenFone 5/5Zは3キャリア全てのVoLTEに対応しながらDSDVを実現した、国内初の端末となる。

 このメリットが大きいのがauあるいはUQ mobileなどのau系MVNO(仮想移動体通信事業者)を利用しているユーザーである。と言うのもauは3Gのネットワークを急速に縮小しているため、音声通話にはVoLTEが必須となりつつあるからだ。音声通話用にauのSIMカードを挿し、データ通信にはMVNOのSIMカードを利用するという節約テクニックは、au VoLTEに対応したDSDV対応の端末でしか使えなかったのである。ZenFone 5/5Zは、au回線をメインに使いながらもデータ通信料を節約したい人たちにとって待望の端末とも言える。

ZenFone 5/5Zは3キャリア全てのVoLTEに対応したDSDVを実現。auおよびau系MVNOで音声通話を使っている人には待望の機能だ。写真は5月15日の新製品発表会より
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