KDDIは2017年5月30日、夏商戦に向けた新製品・サービスの発表会を開いた。発表会の目玉は、auの光回線を用いた家庭向けIoTサービス「au HOME」だ。グーグルの音声アシスタント「Googleアシスタント」との連携など意欲的な取り組みに見えるが、実際に利用するには多くのハードルをクリアする必要がある。

鍵の開閉確認やネットワークカメラの利用が可能

 夏商戦に向け、すでに「Xperia XZs」や「Galaxy S8」「Galaxy S8+」などの新機種を発表しているauだが、5月30日に改めて新製品・サービスの発表会「au発表会 2017 Summer」を開いた。

auが5月30日に開いた新製品・サービス発表会「au発表会 2017 Summer」。発表済みのモデルを含む9つの新機種が発表されたが、目玉は「au HOME」だ
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 この発表会の目玉は、7月下旬提供開始予定の「au HOME」で、これはauが展開している光ブロードバンドサービス「auひかり」を用いた家庭向けのIoTサービスだ。auひかりのホームゲートウェイに専用の無線通信アダプターを装着することで、au HOMEに対応したさまざまなデバイスをスマートフォンの専用アプリから確認・制御できるというものだ。

au HOMEの概要。auひかりのホームゲートウェイに専用のアダプターを接続することで、対応するIoT機器とスマートフォンを連携できるようになる。写真は5月30日の「au発表会 2017 Summer」より
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 au HOMEと対応デバイスにより、どんなことができるようになるのだろうか。1つ目の例が、「鍵開閉状況センサー01」だ。これは、鍵の上に設置することで、外出後、スマートフォンを使って遠隔地から鍵を閉め忘れていないか確認できるというものだ(ただし、遠隔地から鍵の開閉操作はできない)。

 2つ目の例が、「ネットワークカメラ01」だ。これは、スマートフォンで部屋の様子を見られるというもので、外出先からペットや子どもの様子を確認できる。動きを検知する「マルチセンサー01」をドアなどに付けておけば、ドアの開閉によって子どもの帰宅を確認でき、ネットワークカメラ01を使って子どもと会話できるようになるという。

 提供されるデバイスはまずは5種類だが、今後は自宅内の家電を遠隔操作できる「赤外線リモコン」や、電力消費状況を確認できる「スマートプラグ」を提供する予定とのこと。KDDIの田中孝司社長によれば、さらに機器を増やすことで、利便性を高めていきたいという。

発売予定の赤外線リモコンを用いたデモ。スマートフォンに話しかけることで、テレビや照明などの家電機器を制御できるようになる。写真は5月30日の「au発表会 2017 Summer」より
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