キャンペーン終了でテザリング騒動再び

 パソコンや携帯ゲーム機などの機器を、スマートフォン経由でインターネット接続する「テザリング」は、複数の端末を持ち歩くユーザーにとって、非常に便利な機能だ。だが一方で、通信量の急増を嫌うキャリア(通信事業者)としては提供したくない機能でもある。テザリングをめぐっては、切望するユーザーと消極的なキャリアが衝突したことが、過去にも何度かあった。

 そして今回、ユーザーの批判を浴びているのは、「スーパーデジラ(データ定額20・30)」「auピタットプラン」「auフラットプラン20・30」のテザリングオプションを有料化したKDDI(au)だ。

 「スーパーデジラ」を2016年に投入した際、auは、テザリング利用には月額1000円のオプション料金がかかるとしていた。2017年7月に発表された「auピタットプラン」「auフラットプラン」も、月額料金こそ500円に引き下げられたものの、テザリングは有料オプション扱い。それらが2018年3月末まで無料で利用できたのは、キャンペーンの対象となっていたからだ。

 そのキャンペーンが終了する2018年3月末を迎えるに当たり、auは「スーパーデジラ」のテザリングオプション利用料を500円に引き下げて「auピタットプラン」「auフラットプラン」とそろえた上で、無料のキャンペーンを打ち切った。この措置に納得がいかない多くのユーザーが、インターネットを中心に批判の声を上げているのである。

3月2日のKDDIプレスリリースより。旧料金プランの「データ定額20」「データ定額30」のテザリングオプション利用料が500円に引き下げられ、2018年4月から有料となった
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 それらの批判の声を受けてか、同じくテザリング無料のキャンペーン終了を予定していたソフトバンクは、5月末までキャンペーン期間を延長すると発表。またNTTドコモもテザリングオプション無料のキャンペーンを終了する予定はないようだ。